カウンセリングでは、
カウンセラーはネガティブでも

ポジティブでもない、
中庸な心で傾聴していきます。

 

しかし、カウンセリングで伺う内容は、
怒りや悲しみなどの感情が

ゆさぶられる話ばかりです。


例えば、職場で壮絶ないじめに

あっている話や、
カウンセラーが経験したことがないような

大変な話など。

 

相談者の言葉に反応して、
悲しくなったり、怒りがこみあげてきたり、
感情が動くこともあることでしょう。

 

  1.共感力とは過度に反応することではない

 

 

カウンセラーは共感しながら

傾聴するのが基本です。


共感とは、相手の気持ちを受け取り

同調すること。


ですが、カウンセラーの心の中に
湧き上がってきた悲しみや怒りの感情は、
相談者のものではありません。

 

湧き上がってきた過度な反応を

そのまま表にだして、
相談者と一緒に怒ったり、
相談者以上に泣いたりしてしまうと、
相談者の思考を邪魔してしまいます。

 

  2.事実と自分の感情を分離する

 

 

例えば相談者から
「職場で周りの人から無視されています。
 挨拶しても返してもらえないし、
 仕事のことを聞いても無視されて。

 上司からは、いつも自分だけ

 しかられています。
 ランチの時、楽しそうに話している中に

 入ろうとして
 私が話しかけると、

 みんな無言になってしまうのです。
 どうしたらいいのでしょうか。」

 

このような相談を受けた時に、
・ひとりぼっちでさびしいな
・無視されてつらいな
・自分だけ怒る上司ってひどいな

などと思って、怒りや寂しさの感情が
浮かんできたとしたら、
それは、カウンセラーの経験から見た
カウンセラーの感情。

 

相談者の価値観は、

カウンセラーとは違います。
別の感情を持っているかもしれません。

 

相談者から聞いた内容(事実)と、
カウンセラーの心に

湧き上がってきた感情を分けます。

 

カウンセラーは、相談者のことは

何も知りません。
だから、相談者の感情を聞きます。


「その時はどのような感情だったのですか?」と。

 

  3.カウンセリング中に過度に反応しないためにできること

 

 

カウンセリング中に、

カウンセラーが過度に
反応してしまうと、
相談者の思考を邪魔してしまいます。


過度に反応しないためには、
自分がどのようなことに

感情がゆさぶられるのかを
知っておくことです。

 

テレビや映画や小説を読んでいて、

泣いたり、怒りを感じたことは

どのようなことですか?


日々の生活の中で、

感情が大きく動いた時、
後で何に反応したのかを

振り返ってみましょう。

 

自分の感情が揺さぶられるポイントを

押さえておくと、
カウンセリング中に感情が過剰反応して
傾聴の態度が崩れるのが防げます。

 

常に中庸な心を保って

傾聴できることでしょう。

 

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

 

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