私は、デモセッションをしている時などに、
「心をつかむのが早いですね」と
良く言われます。
実際のカウンセリングでも、
1時間で打ち解けて、
ある程度深い悩みの部分まで
聞けることが多いです。
何が違うのかなと観察して、
気がついたことがあります。
1.アイスブレイクで気をつけていること
アイスブレイクとは、
初めましての挨拶の後、
緊張した空気を壊すこと。
初めてのカウンセリングでは、
相談者もカウンセラーも緊張しています。
カウンセリングは、
相談者が安心して
自己表現できる場を
提供するところです。
まずは、緊張した雰囲気を
ときほぐしていきます。
その時に気をつけることは
・相手を傷つけないこと
・相手に興味を持つこと
です。
「最初の一言は何を言えばいいのでしょうか?」
という質問もたまにいただきます。
マニュアル通りに進めるアイスブレイクは、
ぎこちなく信頼関係が築きにくくなります。
とはいえ、最初にどんな話題をふるのかは
ある程度レパートリーがあった方が
いいかもしれません。
会話を盛り上げる合言葉に
「たちつてとなかにはいれ」というものが
あります。
た:食べ物
ち:地域、住んでいるところ、出身地など
つ;通勤、交通手段(そうやって来たのか)
て:天気
と:富、景気や経済の話
な:名前
か:体に関すること。美容ネタなど
に:ニュース、時事ネタなど
は:流行り、話題のファッションやテレビ番組など
い:異性、好きな芸能人など
れ:レビュアー、旅行
こんな話題をふってもいいかなと思いつつ、
相手を見て決めることが多いです。
ふりかえってみると、
挨拶のあとに聞くのは、
「どこにお住まいですか?」とか、
「どうやってここまで来たのですか?」
という内容が多いです。
相手から答えてもらったあとは、
その時々によって
話の展開が変わっていきます。
知っている場所なら、
「〇〇がありますね、
良くいかれるのですか?」など。
知らない場所であれば、
「良く行く場所はどんなところですか?」など。
相手に興味を持っていると、
聞きたいことが自然にでてきます。
その内容をきいていくだけです。
2.なかなか悩みの話にたどりつけないとしたら
悩んでいるのはよくないこと。
悩んでいる自分を認めたくない。
無意識にそう思っている人もいます。
カウンセリングに来ても、
「悩みなんてありません」
そう言われることもあります。
悩んでいることを認めて許すのが
カウンセリングの第一歩です。
質問されると答えを探すのが、
人というもの。
アンケートに答えている時は、
自分の本心とつながりやすいです。
なので、事前アンケートには
必ず答えてもらいます。
そして、そのアンケート結果に基づいて
カウンセリングを進めていきます。
アンケートがあると、
悩みの話にたどりつきやすいです。
3.実は・・・の先は
カウンセリングをしていると
「実は・・・」と言われることがあります。
「実は・・・」の先の言葉は、
相談者も始めて人に
話す内容のことが多いです。
人が、他人に悩みを話しにくい理由
その一つに、
「傷つきたくないから」があります。
・え?そんなことに悩んでいるの?
・そんなのは悩みじゃない
・そうじゃなくてこうすればいい
こんな風に言われて
否定されたくないのです。
「実は・・・」の話が出た時は、
特に慎重に傾聴します。
相談者は自分自身の話をきいて、
「私はこんなことに悩んでいたんだ」と
とまどっていることもあります。
間をとって、相談者の感情を
大切に味わいながら
進めていきましょう。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
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