カウンセラーは、相談者の悩みを傾聴して
寄り添う人です。


カウンセラーは相談者の心を映し出す鏡。


心の鏡が、カウンセラーの価値観で

曇っていると、相談者の悩みを

映し出すことができません。

 

  1.カウンセラーの価値観がかいまみえる瞬間

 

 

相談者の方の悩み事を傾聴している時、
カウンセラーも一緒にイライラしたり、
腹が立ったりすることがあるかもしれません。

 

そのイライラや腹が立つという感情は、
相談者からもらったものではなく、
カウンセラーが作り出している感情。

 

そして、

「わかります。私も〇〇な経験があって・・・」
と言いたくなることもあります。

 

相談者の話しを奪って

カウンセラーが話したとしたら、
相談者の発話と気づきの機会を

奪ってしまいます。

 

もしも、相談者の話を聞きながら、

イライラする・腹が立つ

泣きたくなるなどの、
感情がわいてきたときは、

メモをしておいて、
その感情をそっと脇に置きましょう。

 

そして、後でそのメモを見て、

自分の感情の反応ポイントを
知りましょう。

 

  2.なぜカウンセラーは自分の感情を知っておいた方がいいの?

 

 

カウンセラーは、

自分の感情の動きを知っておいた方が、
カウンセリングが円滑に進みます。

 

なぜなら、例えば
カウンセラー自身が見たくない、
聞きたくないと思っている問題がある場合、

たとえ相談者が悩みを話したとしても、
見たくない部分だけスルーしてしまいます。

 

例えば、カウンセラーが母親との関係が
うまくいっていなくて、
それが原因で、年上の女性の人間関係に
苦手意識を持っている場合。

 

職場の女性上司の悩みを相談された時に、
質問もせずにスルーしてしまうことが

あります。


あるいは、過剰に反応して、

同調してしまうことも
あります。

 

カウンセリングは、

カウンセラーが思っている方向に
進みます。

 

カウンセラーがこの悩みは見たくないと
思っていたとしたら、
無意識のうちにその話題をさけてしまい、
悩みの根本原因がみつかるカギを
見落としてしまいます。

 

「私は、年上の女性の人間関係を聞くと、
その話題をさける傾向にあるのだな」


そうわかっていると、
相談者が、年上女性の人間関係の悩みを

話し出したとしても、
話しを無意識に避けることなく傾聴できます。

 

  3.カウンセリングしながらセルフカウンセリングして中庸な心を保つ

 

 

カウンセリングで相談者の話しを聞いている時、
どのような内容でも、

カウンセラーの心は反応します。

 

怒りが湧いてくる、イライラする、

悲しくなるなど。

 

このような話しを聞いたら、

このような感情がわくんだと、
自分の反応パターンが把握できていると、
自己理解が深まり、

カウンセリング時の自分の反応を
選択できます。

 

より中庸な心でカウンセリング

できることでしょう。

 

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

 

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