カウンセリングでは、

相談者の方のお話を傾聴します。


傾聴するのは、言葉だけではありません。

 

  1.カウンセリングで聞くことは何?

 

 

カウンセリングで、

相談者の方が話す言葉のみに
集中していると、

言葉で話している内容ばかりに
意識が行ってしまいます。

 

「会社に行かなければいけないと

 思っているのですが、
 ドアから外に出られないのです」


その言葉だけをきいて、

カウンセラーの常識や、
通常正しいと言われていることと

照らし合わせると

 

ただドアをあけて、

外に出ればいいだけなのでは?
ドアが壊れているのですか?


など、的外れな受け答えにも

なりかねません。

 

私も、外に出られなくなったことが

ありました。


朝起きて、着替えて

会社にでかける準備はできる。


玄関で靴を履くところまでは

できるのに、
ドアノブに手が触れられない。

 

そんな不甲斐ない

自分をどうすることもできず、
泣き崩れたことがあります。

 

カウンセリングで聞くのは、
言葉だけではありません。

感情です。

 

カウンセリングで聞く事3つは


①相談者の言葉
②相談者の言葉の裏側の感情
③カウンセラー自身の感情
です。

 

  2.最初から核心の悩みは話せない

 

 

カウンセリングで傾聴していると、
それまで会社の上司との

人間関係の悩みについて
話していたのに、

 

カウンセリング残り5分のところで、
実はパートナーとの人間関係に

悩んでいますなど、
本音が出てくることがあります。

 

言葉だけを聞いていると、
最初から核心の悩みを

言ってくれればいいのにと
思うかもしれません。

 

でも、初めて会ったカウンセラーに、
いきなり核心の悩みは話せないのです。


それは、カウンセラーとの信頼関係が
できていないからということもあります。

 

自分自身の悩みがわかって

いないということも
あります。

 

カウンセリングで話しながら、
だんだん信頼関係ができていき、
自分の悩みについてもわかっていきます。

 

カウンセリングで自分の悩みについて
質問されて、考えながら答えていくうちに、


「私の悩みはこれだったんだ。

 こんなことで悩んでいたんだ」
と気づいていきます。

 

頭の中でもやもやと

悩んでいたことは、
混沌としていて自分でも

よくわかっていないものです。

 

  3.その時の感情は?の質問で客観的に見る目ができる

 

 

「その時、あなたはどのような

 感情だったのでしょうか?」


そう言われると、一瞬はっとしませんか?


普段、忙しく過ごしていると、
自分が何を感じているのかを立ち止まって
見ることはほとんどありません。

 

どのような時に、何を感じているのか。


どう反応するのか。そう言う視点で、
普段から生活すると、
自分を客観的に見る目が養われます。

 

カウンセラー自身も、
相談者の感情と自分の感情の違いを
認識することで、

客観的に見る目がさらに養われます。

 

悩みを客観的に見られることで、
気づきが生まれ、

悩みの根本原因にたどりつくヒントが
見つかることでしょう。

 

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

 

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