カウンセリング養成講座の受講生から
相談がありました。

 

「仕事中毒になってしまって・・・」
このようなお悩みを聞いた時に、
自分と同じだと思いました。

 

自分と同じ悩みをかかえていんるんだと
思った途端、
何を質問したらいいのかわからなくなり、
「そうですよね・・・。」と言ったまま、
次の言葉が出なくなりました。

 

こんな時はどうしたらいいでしょうか?

 

  1.同じ悩みでもそこに至った経緯は違う

 

 

仕事中毒になってしまい
・仕事をしていないと不安を感じる
・休みの日も仕事のことを考えていて、
 休めない
・お昼休みも食事をする気になれず
 仕事をしている
・夜寝る時も仕事のことを考えていて
 あまり眠れない
・仕事のメールが気になり、
 家にいてもスマホのメールばかり
 見ている。
・家に帰っても仕事のことばかり考えていて、
 家族とあまり会話をしていない

など。

 

聞けば聞くほど自分の悩みと同じ。
思わず、「そうですよね。わかります」
と言ったものの、その先、何を言ったら
いいのだろうかと思ったとのこと。

 

仕事中毒になり、
同じような不安や申し訳なさを
感じているかもしれません。

でも、その考え方になった経緯は異なります。

 

私と同じだ!と思うと、
その悩みに至った経緯も
同じだと錯覚しがちです。

 

自分と同じだと思うと、
わかっているから
聞かなくてもいいと
思ってしまうのです。

 

自分と同じだと思っている

自分に気がついて、
受容して、その考えを脇におきます。

 

たとえ同じであっても、聞くのです。

 

「私も、どちらかといえば、仕事中毒です。
 その考えを持っているですけれど、
 きっと私とは違う部分があると思うのです」


そう言ってしまうと、自分の考えを脇に
置くことができます。

 

そして、なぜその考えになったのだろうか?
と思いながら、質問していきます。

 

  2.その悩みのストーリーを聞くと、質問がでてくる

 

 

仕事が忙しいという事実は同じでも、
仕事中毒になる人もいるし、
ならない人もいます。

 

仕事中毒であることを悩む人もいるし、
悩まない人もいます。

 

自分と同じだと思っていると、
「家族と話す時間が

 持てなくなったと思った時に、
 家族に申し訳なく思って

 情けなくなるんですよね。
 わかります」

 

という感じで、
決めつけてしまうこともあります。

 

自分の思いは脇に置いて、

悩みにいたった
背景をきいていきます。

 

・いつから仕事中毒になったのですか?
・どんな時に仕事中毒だと感じますか?
・時間をどう使いたいですか?
・どんな時間の使い方をしたら

 よくないと感じますか?

 

など、聞きたい質問が

たくさん出てくることでしょう。

 

  3.相談者が解決していくのを見て、カウンセラーも悩みを解決できる

 

 

何度かカウンセルングを続けていくと、
相談者の方は、自分の価値観に気づき、
なぜ仕事中毒を悩んでいたのか
客観的に見られるようになっていきます。

 

客観的に見られると、
悩みを自分で選択していたことに
気がつくのです。

 

周りをとりまく環境が
何も変わっていなかったとしても、
考え方が変わるので、
悩みが悩みではなくなっていきます。

 

相談者の方が

悩みを解決していくのを見ると、
カウンセラーも

自分の価値観に気がつくのです。

 

カウンセラーの心は、
相談者の心をうつす鏡であり、
相談者の心は

カウンセラーの心をうつす鏡
なのです。

 

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

 

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