私は、2013年からカウンセラーとして

活動してきました。


何千人もの方を傾聴していく中で、
私が到達した、傾聴についての考え方があります。

 

  1.カウンセラーの関わり方が表れる、座る位置

 

 

カウンセラーと相談者の座る位置によって、
心への関わり方が変わってきます。
あなたは、カウンセリングでは
どの位置に座りますか?

 

●正面に座る場合

 

相手の顔や表情がよく見えるという利点はあるものの、
面接や議論のイメージがあります。


何かを教えるといった感じにもなりやすいです。
上下関係を感じる座り方ともいえます。

 

●テーブルの角をへだてて座る

 

テーブルの角をへだてて座るこの位置が、
カウンセリングにおいてはちょうど良いのかなと
思っています。

 

近くで表情も雰囲気も感じられ、
それでいて威圧をあまり感じない場所。

 

可能であれば、この位置に座って
カウンセリングできるといいですね。

 

  2.カウンセラーと相談者の心の距離

 

 

カウンセラーと相談者の心の距離は大切です。


離れすぎると、相談者の心の声は
聞き取りにくくなります。

近すぎると、依存関係になりやすくなる
危険性があります。

 

実際に座る位置関係は、
テーブルの角をへだてて隣でと
お伝えしましたが、
心の距離はもう少し近い感じ。

 

隣に座って、一緒に映画を
見ているイメージです。

 

 

これが「さくらんぼ理論」。

隣に座って、スクリーンを見ている様子が
さくらんぼにみえたので、
「さくらんぼ理論」と名付けました。

 

カウンセリングは、カウンセラーが
何かをアドバイスするのではなく、
相談者の悩みを一緒に眺めるのです。

 

  3.カウンセラーの役割とは

 

 

カウンセラーは、相談者をいやしたり、
行動変容をおこさせる人ではありません。


カウンセラーは、
相談者が話しやすい環境を作り、
傾聴し、一緒に伴走しながら
悩みをひもといていく人。

横に寄り添い、見守っている人です。

 

相談者の悩みをスクリーンに写しながら、
一緒に見て、一緒に悩んで、一緒に考えます。


相談者と悩みをひもときながら、
悩みの根本原因を一緒に探っていく人、
それがカウンセラー。


一緒に根本原因を探っていくための道具の一つ
傾聴です。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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