物が捨てられずに、
家の中に物があふれている人がいます。


その一方で、常に物を捨てて、
スッキリと片付けられる人もいます。

 

  1.物が捨てられないという悩み

 

 

物が捨てられない理由は主に3つあります。

1)多忙で家にいる時間が少なく、
 家を綺麗にする時間が取れない
2)昔のアルバムや記念品などを
 大切に取っておきたい。
 かつての幸せな頃にこだわりがある
 から捨てられない
3)ストックがないと困る。
 なくなると不安といった、
 未来への不安に備えるためにとっておく

 

このような理由の場合は、
何かのきっかけがあれば、
物を捨てて家をスッキリと
綺麗にすることは可能でしょう。

 

中には、掃除をする時間もある、
物を捨てなくちゃという思いもある、
けれども捨てられない。


そんな方もいます。

ある時、カウンセリングに
いらした相談者さん。


家の2部屋のほとんどが
雑誌で埋もれているそうです。


家族からも雑誌を処分してほしいと言われ、
本人も捨てたいと思っていたのです。

 

そこである日、

掃除をしようと決意し、実行。
部屋の一角でおもむろに雑誌を紐でくくり、
ゴミにだす準備完了。

 

ゴミの日の朝、雑誌をゴミステーションに
出しに行ったのです。


ひとまず10束くらい。

 

でも、10分くらいして、
またその雑誌の束を取りに行って
持って帰ってきたとのこと。

 

ゴミステーションに
持っていったのにも関わらず、
捨てられなかったのです。

 

  2.なぜゴミが捨てられないのでしょうか

 

 

なぜ、一旦捨てに行ったのにもかかわらず、
また持ち帰ってきたのでしょうか。


まだ使えるのにもったいないから
とか
また読みたくなるかもしれないから
といった理由だけではないようです。

 

相談者の方のお話を傾聴していました。


そこで感じたのは、本人の無意識下では、
雑誌はただの雑誌ではなく、
なにかとても大切なものを投影している
ということ。

 

それは豊かさかもしれません。
魂を込めている何かかもしれません。
もしかしたら、親の愛情の象徴
なのかもしれません。

 

  3.捨てられないゴミと向き合う

 

 

ゴミを捨てようとするときに、
まるで自分自身も捨ててしまうような
喪失感に襲われる人がいます。

 

ただゴミステーションに
ゴミを持っていけばいいという
単純な問題ではないこともあります。

 

どうしてもゴミが捨てられない。

もしもそう思ったら、
その捨てたいけれど捨てられないゴミと
向き合ってください。

 

対話するかんじです。
・私にとってこのゴミは何なのだろうか
・どのような感情があるのか
・いつからそのような感情を持ったのだろうか
など。

 

ゴミと向き合い、
時間軸を過去に戻しながら
自分の心と対話していくと、
「捨てたいけれど捨てられないゴミ」
に何を投影しているのかが
見えてきます。

 

投影しているものが見えてくると、
そこに込めた感情も見え、
捨てられないという思いが
薄らいでくるかもしれません。

 

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

 

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