カウンセリングで相談者の悩みを聞いていて、
本当の悩みは別のところにあるのかなと
思ったことはありませんか?

 

  1.悩みをすぐには話せないワケ

 

 

カウンセラー養成講座の受講生の方から、

1時間のセッションの
あと5分で終わりという時になって
「実はこんな悩みが・・・」と
話してくれたのです。

このような体験談をききました。

 

なぜ、深刻に悩んでいることが

あったとしても、
その内容をカウンセラーに話すのは
難しいのでしょうか?

 

その理由は、
・初めて会ったカウンセラーのことを
 信頼していいのか不安
・いままで傷ついてきた経験があるので、
 本能的に本心を隠している
・悩みの深い部分のことは本人にもわからない

 

このようなことが考えられます。


セッションの最後に「実はこんな悩みが・・」
と話してくれたということは、
信頼関係が築けて、
今まで他人に話したことがないような
ことを話してくれたということなのです。

 

  2.最初に話す悩みと悩みの原因は別のところにある?

 

 

悩みを一通り話していただいて、
もうこれ以上話すことはないというところに
いきあたる時があります。

 

沈黙が続き、

これ以上何を話したらいいの?
となった時、縦の質問をしていきます。

 

それは、時間軸を過去に戻した質問。

 

悩みの原因は、最初に話される
悩みの中にはありません。

 

例えば、職場の上司との人間関係に悩み、
転職したのにもかかわらず、
転職先にも同じような上司がいて、
人間関係で悩む。

 

このような話はよく聞きます。

 

これは、悩みの根本原因が

解決されていないから。


悩みの根本原因を放置したままで、
表層の問題だけ解決しても、
また同じ問題がおこるのです。

 

カウンセリングでは、
悩みの根本原因を相談者とカウンセラーとで
さぐっていきます。

 

  3.相談者に気づいてほしいこと

 

 

この人なら何を話しても大丈夫。


そう信頼していただけたら、
他の人に話したことがないような
深い話もしてもらえることでしょう。

 

例えば、父親にほめてもらいたかったのに、
何を頑張ってもほめてもらえなかった。

 

父親の愛が欲しかった。


このような記憶が、

職場の上司と父親を重ねて、
自分を認めて欲しいのに認めてもらえない。


注意をされたら、パワハラを受けたような
気持ちになる。

 

このような悩みになっていることも

あります。

 

実は父親の愛が欲しかったのだ…。

 

このようなことは、自分自身を

客観的に見られるようになって
初めて気がつくこと。

 

カウンセリングとは、相談者自身が
自分を客観的に見る目を養う
気づきの場ともいえます。

 

カウンセラーは、
相談者が自分自身を客観的に
見られるように、
安心安全の場を作る人なのです。

 

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

 

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