カウンセラー養成講座の受講生から、
自傷行為について質問がありました。

 

  1.広い意味の自傷行為とは

 

 

自傷行為とは、自分を傷つけてしまうこと。


絶望感や空虚感、自罰的な感情で
心が押しつぶされそうになった時、
人は自分自身を傷つけるような
行為をしてしまうことがあります。

 

自傷行為というと、
手首を切るリストカットや
火がついたタバコを体に押し付けるなど、
目に見える傷を自分につける行為を
思い浮かべるかもしれません。

 

広い意味で考えた時

・記憶がなくなるほど、あびるほどお酒を飲む
・体を壊すとわかっていながら、過度の喫煙をする
・給料が入ってきたら、即パチンコに行き、
 稼いだお金をすべて使ってしまう
・何日もほぼ徹夜でゲームをする

 

など、体に目に見える傷はつけないけれど
健康的な生活が営めない行為も
広い意味で、自傷行為にあたるのではないかと
考えています。

 

  2.なぜ自傷行為をしてしまうのでしょうか

 

 

なぜ、自分を傷つけてしまうのでしょうか。
それは、感じたくないものがあるから。


・つらすぎる問題があり、
 そのつらさを紛らわしたい
・自分に自信が持てない
・自分は正当に扱われていないという
 意識がある
など。


気付きたくない感情にフタをして、
そこから目をそむけるために
自分を傷つけてしまうのです。

 

  3.「自傷行為はやめよう」だけでは解決しない

 

 

「自傷行為はやめよう」と言うだけでは、
解決しません。

 

悩んでいる方は、心にぽっかりと
穴があいたような状態になっています。

 

・自分を傷つけてしまう行為はいつからなのか
・おさえられない衝動はどこからきているのか
・過去のどのような出来事に基づいているのか

 

など、過去に目をむけながら、
なぜ自分を傷つけることになったのか、
根本原因を相談者と一緒に
見つけていくことになります。

 

一度のカウンセリングで
すべてを聞き取ろうとせず、
時間をかけて少しずつ心の扉に
触れていきましょう。

 

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

 

神戸正博公式LINE、始動

 

神戸を応援してくださっている方

に向けて運用している

ちょっと秘密でプレミアムなLINEです。

 

神戸の新プロジェクトや、

それにまつわる進捗の共有

 

神戸の研究の最前線情報なんかも

発信していきます。

 

line_btn