人を癒したい、救いたい、
そう思ってカウンセラーを

目指す方が多いです。

 

悩んでいてつらそうだから、
なんとかしてあげたい。


そう思うと、ついつい言いたくなるのが
アドバイスなのかもしれません。

 

  1.カウンセラーにできることとは

 

 

上司から全然認めてもらえなくて、
毎日辛いのです。


頑張って仕事をしても、
必ずミスを指摘されます。


他の人に対しての態度と
私に対しての態度は違う気がするのです。

 

そう言って、ふさぎこんでいる人を見たら、
どう思いますか?


毎日大変だろうな。

転職した方がいいのでは?
と思い、


「そんな変な上司がいる会社なんて、
 一刻も早くやめたほうが

 あなたのためだよ」


そう言いたくなるかもしれません。

 

カウンセラーは相談者に対して、
できることとできないことがあります。

 

できないことは
・相談者に気づかせること
・相談者に行動を変えてもらうこと
・相談者を癒すこと
など。

 

自分以外の人は変えられません。
癒してあげたいと思ったとしても、
変えられないのです。

 

できることは
・カウンセラー自身のあり方を整えること
・相談者と絆をつなぐこと
・相談者に質問をすること
これだけなのです。

 

  2.人は〇〇しないと動けない

 

 

やった方がいいとわかっているけれど、
なかなかできないことはありますか?

 

例えば、やせたいと思っているのに、
ついつい甘いものを食べてしまう人。


その人に

「甘いものを控えた方がいいよ」とか
「もう少し運動した方がいいよ」
と言っても、なかなかできないのだろうなと
想像がつくことでしょう。

 

人はだれかに言われただけでは
動けません。


自分自身が納得して、これをやろうと
思えないと動かないのです。

 

とても良いアドバイスをきいて、
「いい話きいたな」と思っても
それで終わってしまうのは
納得できていないから。

 

だから、カウンセリングで

アドバイスをしても、
それだけでは何も変わりません。

 

  3.本当は、答えは本人が知っている。でも聞いて欲しいだけ

 

 

相談者のお話をきいていて、

思うことがあります。


人はただ話を聞いてもらいたい

だけだということ。

 

悩んでいる状態はよくない。


変えてあげなければ、

救ってあげなければ。
そう思うと、相談者を変えようとして、
カウンセラーの価値観の中での
解決方法を伝えてしまいます。

 

悩んでいても、

それもいいよねと思えると、
客観的な目で相談者を見て、
一緒に悩みの根本原因を探すことが
できます。

 

「悩んでいてもいい」そう思えるには、
カウンセラー自身も

「自分が悩むこと」を
許すこと。


カウンセラーが自分を認め許すことで、
相談者のことも

「ありのままですばらしい」と
認めるようになっていく

ことでしょう。

 

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

 

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