何千人もの方をカウンセリングしていて、
気づいたことがあります。
それは、悩み解決にはステップがあるということ。
とらえ方が徐々に変わっていき、
悩みが悩みではなくなっていくのです。
1. 悩みの初期段階
悩み始めた段階では、悩みの原因は、
周りの人や物であることが多いです。
自分以外の何かに原因があると思っています。
・上司がパワハラだから
・会社が自分のことをわかってくれないから
・業界が不況だから
など。
私は20代の頃は、自分の給料が上がらないのは、
業界が不況だからだと思って不満でした。
業界が不況なのに、国は全然助けてくれない。
だから自分の給料が上がらないんだ。
このように周りに対してもんくばかり
言っていたのです。
その職業を選んだのは自分なのにもかかわらず・・・。
そして、人と比較して、なぜ自分はこんな目に
あうんだと悩んでいました。
周りが変わってくれたら、自分の悩みが解決すると
思っていたのです。
2. 悩み解決に向けての気づき
悩んでいることをカウンセリングで話したり、
ノートに書き出したりしていくと、
周りのせいにしていることに
気がついていきます。
そして、ふりかえってみると、
「本当にそうなのか?」と思えてくるのです。
同じ状況にあっても、悩んでいない人もいる。
悲観的になっていない人もいる。
もしかして、この悩み、自分の中に
原因があるのかも。
自分の考え方や感情に目を向けていくと、
自分の中に何かモヤモヤとしたものが
あることに気がついていきます。
悩みの原因を作り出しているのは
自分なんだと気づくことで、
悩み解決の一歩を踏み出していくのです。
3. 悩みの根本原因を見つけていく
悩みの原因を作り出しているのが自分であれば、
自分自身で解決できることでしょう。
悩みは、価値観から作られます。
価値観とは、たとえば、
給料がなかなか上がらないという
事実があるときに
・会社が悪い、業界が悪い、国が悪いと思う人もいます
・どうやったら会社の業績が上がるのか、
周りの人と一緒に考えようと思う人もいます
・今の職場で精一杯頑張って、
ノウハウを身につけて起業しようという人も
います
事実は同じでも、とらえ方は人それぞれ。
このとらえ方を作っているのが価値観です。
この価値観は、幼少期に形成されていきます。
幼い頃の両親や祖父母、近所の人、
学校の友だちなど。
狭い社会の中で価値観が形成されたのです。
こんな現象があると、こう考えるのだな。
自分の価値観を認められると、
悩みをコントロールできるようになっていきます。
カウンセリングとは、自分を知るための手段の一つ。
心の中にある、自分を知るための材料を
一つ一つ取り出して、相談者とカウンセラーとで
一緒に見ていきます。
そして、相談者ご自身が自分自身のことに
気づいていく。
それがカウンセリングなのです。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
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