カウンセラー養成講座の受講生から質問がありました。

 

初めての方にカウンセリングしていた時、
なかなかお悩みが聞き出せず、
あと5分で終了という時になってはじめて、
「実はこんな悩みが・・・」と話しはじめたのです。

もっと早くから本音を聞きだす方法はありますか?

 

  1. 相談者は緊張しながら話している

 

 

カウンセリングは

悩みを相談する場所とはいえ、
初めて会った人に、

家族にも言えないような
悩みを話すのです。

 

相談者は緊張しています。


話しながら、

無意識に様子見をしていることも
多いです。


「この人に私の悩みを話しても大丈夫だろうか」と。

 

特に、人に傷つけられた経験を持っている方は、
無意識に自分を守ろうとします。


最初は、当たり障りのない話をしたり、
沈黙になることも多いのです。

 

効率よく悩みを引き出す方法はありません。


愛ある態度で傾聴していくのみです。

 

  2. カウンセリングは、事前準備が9割

 

 

本音を引き出すカウンセリングは、
事前準備にかかっているといえます。

 

・事前アンケートをご提出いただく
・事前に相談者のことを調べて知っておく
・カウンセリング前に電話して少しお話をきく
・カウンセラーの心を整えておく
・カウンセリング前に掃除をする
など。

 

私は、掃除は瞑想に似ているのではないかと
考えています。


ゴミやホコリと向き合い、整理整頓するモノたちと
向き合う時間。


掃除をすることで、心も整っていきます。

 

相談者の方について知ることと、
カウンセラー自身の状態を整えること。

 

この準備で、カウンセリングの9割が
決まるのではないかとさえ思っています。

 

アンケートでは、
どのようなことを悩んでいるのかを
事前に送っていただきます。

 

初対面の人に話すのは難しくても、
アンケートの時は、悩みについて書けることも
多いです。

 

カウンセリングの時に、アンケートを
一緒に見ていくことで、悩みについて
話しやすくなっていきます。

 

  3. カウンセリング中にふりだしに戻る

 

 

カウンセリングでお話をきいていると、
同じような話が何度も繰り返され、
その先が聞けないように感じることがあります。

 

信頼関係が築けていないのかな、
まだ警戒されているのかなと
感じます。

 

そんな時は、信頼関係の構築からやり直します。

 

「今一度お聞きします。
 今日のカウンセリングの目的は何でしょうか?」


このように質問して、カウンセリングの目的を
思い出していただくこともあります。

 

  4. あるがままですばらしいという愛

 

 

人と関わっていると、

自分自身の感情がゆさぶられます。

 

相談者の話をきいて、カウンセラーの心の
癒されていない部分が反応し、
感情がわいてくることもあります。

 

そんな時は、ネガティブでもいい、
ポジティブでもいい、あるがままですばらしい。


そんな風に、自分に対しても、許しながら、
相談者のお話を傾聴していきます。

 

自分を許せる人は、他人も許せます。


相談者が、今悩んでいても、
落ち込んでいても、そのままでいい。

 

すべてを受け入れる広い心で傾聴していくと、
相談者の本音の扉が少しずつ
開いていくことでしょう。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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