カウンセラー養成講座の受講生向けに行っている
お茶会の中で、ご質問をいただきました。
「次のカウンセリングまでに
 どのくらいあけた方がいいですか?」

 

  1. 1日に3回カウンセリングを受けてみた・・・

 

 

私は、カウンセラーですが、
自分自身もカウンセリングを受けます。


それは、カウンセラーこそ、
カウンセリングを受けて自分自身の心を
知った方がいいと思っているから。

 

ある時、1日3回
それぞれ違うカウンセラーさんの
カウンセリングを受けたことがありました。

 

その結果、
いろいろな悩みを言語化できたものの、
悩みの深堀りはあまりできなかったです。


理由は、
出てきた情報を腑に落とす時間が
取れなかったから。

 

悩みの原因は過去の経験に
基づいていることが多いのです。


そして、自分自身の価値観として
浸透しているので、

すぐに気がつけないことも
多いのです。


あまり時間をあけずに
何度もカウンセリングをするよりも、
腑に落とす時間をとった方が、
良いといえます。

 

  2. 悩みの根本原因はどこに?

 

 

 

たとえば
「もっと頑張らなくてはと思い、
 必死で頑張っても、まだ足りないと思う。
 寝不足で、体調も悪いけれど
 もっとやらなくてはと思っている」

 

このような悩みを持っている方がいました。

 

・どんな時にそう思うのか。
・過去にそう思ったことはあったのか。
・いつからそう思うようになったのか。

など、過去に遡って傾聴していきます。

 

・希望の高校に合格したけれど、
「これからが大変。今からがスタートだ」

 と言われた

・小学校の頃、
 95点のテストを、ほめられると
 思って見せたのに、
 あと5点だと言ってしかられた。
 自分はまだまだなのだなと思った。

 

・小学校の運動会で、1位になったけれど、
 他にも足が速い人はいっぱいいるから
 もっと頑張れと言われた

 

など、悩みの根本原因が
見え隠れしている体験談が
きけるかもしれません。

 

しかし、本人にとって、

この体験談と悩みとは、
そのままでは繋がらないことが多いのです。

 

ここで、これが原因ですねと
本人に、結論をつきつけても、
傷つくだけです。

 

相談者ご本人が気がつくまで、
待ちます。

 

  3. ある時、直感やひらめきのように情報がむすびつく

 

 

悩みの根本原因のような過去の体験と、
今の悩みとが、ひらめきのように結びついて、


「あっ、過去のあの感情に
 なにかヒントがあるのかも」と
腑に落ちる瞬間があります。

 

カウンセリング中に気づくことは
ほとんどありません。

 

カウンセリングを受けた方の
体験談をきいてみると、
散歩をしている時や、
家でお茶を飲みながらくつろいでいる時、
シャワーを浴びている時など。

 

心がリラックスしている時に、
ふっと思いつくことが多いようです。

 

この「気づいて腑に落ちる時間」がとても大切。


小さな気づきが起きるには、
最低でも3日間くらいはあった方が
いいように感じています。

 

小さな気づきが、集まって、
悩みを解決できるような
大きな気づきにつながっていきます。

 

1度のカウンセリングで
解決することはありません。


3日後や1週間後、あるいは2週間後でも、
継続して悩みについて
お話しいただける機会を持てると、
心に優しいカウンセリングが

できることでしょう。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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