カウンセラーは、嫌な思いをしたまま
無理に話をきかなければいけない
職業ではありません。

 

また、一方的にカウンセリングというのも
できません。

 

今までに何千人もの方のカウンセリングを

してきましたが、
その中でカウンセリングの取りやめを

提案した例が2例ほどありました。

 

  1. 最初から怒っていた方

 

 

今はサロンを持っていないのですが、
以前はサロンを持っていました。
その際に、いらっしゃったあるお客様。


ドアを開けて入ってきた時から

怒っていました。


初めて会った方なので、私には
身に覚えはありません。

 

お水をすすめて、
「今日はどのようなご相談でしょうか?」
と問いかけたところ

「なんであなたにそんなことを言われなければ
 いけないのよ!」とすごい剣幕で怒られました。

 

しばらくして、少し落ち着かれたようだったので、
再度尋ねました。

 

「今日はどのようなご用件でこちらに
 いらっしゃったのでしょうか」と。

 

でも、話がかみあわなかったのです。


ここはカウンセリングをする場であることを
お伝えして、お帰りいただくこと

提案しました。

 

  2. 誰かに言われて不本意ながら来た方

 

 

パートナーに「カウンセリングに行ってこい」
と言われて、不本意ながら来た女性がいました。

 

「夫に言われたからきました。」
そう言ったまま、不服そうに椅子に座っていました。

 

「今日はどのようなご相談でしょうか」

と尋ねても
「夫に言われたから来ただけです」とのこと。

 

この時も、カウンセリングを

取りやめることを提案しました。

 

  3. カウンセリングは、相談者との信頼関係の中で成立するもの

 

 

カウンセリングは、何かを教えたり、
アドバイスをすることはありません。

 

相談者の方のお話を傾聴して、
一緒にお悩みの場面をみていきます。


そして、悩みの根本原因を一緒に
探していきます。

 

カウンセラーと相談者の中で、
信頼関係が築けない場合は、
カウンセリングになりません。

 

最初の挨拶、アイスブレイク、
悩みの内容を傾聴していくといった
流れの中で、お互いの信頼関係が
築かれていきます。

 

カウンセラーと相談者が歩み寄ることで、
カウンセリングが成立するといえます。

 

カウンセリングをしていて、
信頼関係がまだうすいなと思う時は、
カウンセリングの目的を
思い出していただくこともあります。

 

最初のアイスブレイクから
やり直すこともあります。

 

相談者の方に、このカウンセラーなら
安心して話せると思っていただけるような、
愛の態度で接するには、
日頃のセルフカウンセリングが大切です。

 

カウンセラーが、中庸な愛の態度で
カウンセリングを始めても、
相談者の方がカウンセリングを
したくない場合は、
また日を改める提案をするもの
ありかなと思っています。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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