カウンセリングの時に相談者の方から
批判されたらどうしますか?

 

  1. けげんそうな顔をされた相談者の方

 

 

はじめましてのご挨拶をしようとした時、
けげんそうな顔をされたお客様。
何も言わなくても、不満をお持ちなのがわかります。

 

挨拶をした後に
「なにかご不満なことがありますか?」
と尋ねました。

 

「こんなに若い人だとは思わなかった」と第一声。


その後もいろいろな不満、批判が出てきました。
内容は私のことだったり他の人のことだったり。

 

このような時に、話をさえぎって
カウンセリングを始めようとしても、
心の声を聴くのは難しいです。

 

話したいことを話していただこう。
ただ、話を傾聴して、見守っていよう。
そう思いながら、傾聴していました。

 

  2. 相談者の方が望んでいること

 

 

自分の悪口を言われたり、
嫌味を言われたら、
怒りたくなったり言い返したくなったり
するかもしれません。

 

これはある意味、心の修行ともいえます。


カウンセラーの、

日頃のセルフカウンセリングの
成果が試される時でもあります。

 

落ち込まず、怒らず、悲しまずに。
心を波立たせず、中庸な心で聞いていきます。

 

不満を言ったり批判したりする相談者は、
本当はカウンセラーを否定したいわけでも、
論争をしたいわけでもありません。

ただ自分自身を認めてもらいたいだけ。

 

もしかしたら、幼い頃に
不当に扱われたことがあり、
心の傷が癒えていないのかもしれません。

 

カウンセラーは、言われた言葉の内容に、
腹をたてて反応するのではなく、

 

・こんな風に言うのは、何があったのだろうか。
・どのような、癒されていない部分が
 あるのだろうか。
・なぜこのようなことを言うのかな。

 

など思いながら、見守っていきます。

 

  3. 受け入れて見守ることで開く心の扉がある

 

 

人の悪口や不満を言っている相談者を
傾聴しながら見守っていると、
ある時、変わる瞬間があります。

 

心の扉が開く瞬間ともいえます。

 

冒頭にふれた、

けげんそうな顔をしていた方の
カウンセリングが、あと5分で終わる
というタイミングで、変化がありました。

 

態度も声色も変わり、
「実は息子のことで悩んでいまして」

こんな風に、悩み事を話してくれました。

 

批判されても、否定されても、
ブレない愛の態度でいることで、
この人なら話しても大丈夫かもと
信用してもらえたのかもしれません。

 

あるいは、いろいろな不満を
言葉にして出していくことで、
不満の中に埋もれていた
悩み事が明確になったのかも
しれません。

 

相談者のことを信じて、
愛の態度で傾聴し続ける。

 

そのことで、心の扉が開いていきます。

これが本音を聴き出す方法なのです。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

神戸正博公式LINE、始動

 

神戸を応援してくださっている方

に向けて運用している

ちょっと秘密でプレミアムなLINEです。

 

神戸の新プロジェクトや、

それにまつわる進捗の共有

 

神戸の研究の最前線情報なんかも

発信していきます。

 

line_btn