カウンセリングで、

悩みのタネを一緒に探していくと、
幼い頃に両親やまわりの人から言われた言葉や、
幼い頃の経験に行き当たることが多いです。

 

それがメンタルブロックと呼ばれるもの。

 

  1. メンタルブロックとは

 

 

メンタルブロックとは、無意識の中にある

ブロックのこと。
気づかずに出来上がっている心の禁止令です。

 

たとえば
頑張っても自分を認められない。
周りの人からすごいと言われても、
自分の体を壊してもまだ頑張ってしまう。


それは、「成功を感じてはいけない」という
心の禁止令だと考えられます。

 

  2. 心の禁止令ができた原因

 

 

この心の禁止令は、10歳までの経験に
基づいていることが多いです。


親や兄弟、友だち、周りの人など、
人からもたらされたものです。

 

・3歳頃までの、親に全面的に依存していた時に
 親からもたらされたもの
・3歳頃以降の、家族以外とも関わるようになってから、
 円滑なコミュニケーションを取るために形成されたもの

 

この2つに分けることができます。

どちらが原因であっても、
幼い頃はその心の禁止令のもとに生きることで、
安全に生きられたのです。

 

生きていくためにとても重要な考え方として、
無意識の中に収められています。
大人になって、
この心の禁止令は不要になったとしても
そのまま収められていて、
価値観になっているのです。

 

たとえば、冒頭にふれた
「頑張っても自分を認められない」という場合。

「成功を感じてはいけない」という禁止令があり、
親に認めてもらえなかったということが

考えられます。

 

・親にほめられ、喜んでもらえると思って
 絵を描いたのに、「下手だ」と言われた。
・テストで95点を取って、ほめられると思ったのに、
 「あと5点だったのに残念」と言われた。
・運動会で1位になったのに、
 「世の中にはもっと足が速い人がいるから」
 と言われた。
など。

 

親に認めて欲しかったけれど、
「もっと頑張れ」と言われた。
だから、
「もっと頑張らなければいけない。

 成功を感じてはいけない」
と無意識に思っているのです。

 

では、親は子どもを愛していなかったのでしょうか?
大人になった自分が考えると、わかることでしょう。

 

親は、子どもにもっと頑張ってもらうことで、
よりよい未来を手に入れてもらいたいと

思っていた。
これで満足だと思ったら、
成長が止まってしまうかもしれない。
だからもっと頑張って幸せを手に入れてもらいたい。

そんな親の願いが込められていたことでしょう。

 

子どもの頃の自分が欲しかった愛の形は
「認めてほめてもらう」
親からの愛の形は
「もっと頑張って幸せな未来を手に入れてもらいたい」

 

欲しい形の愛がもらえず、心の禁止令になったのです。

 

  3. 心の禁止令をいやす方法

 

 

心の禁止令は、悩みとして現れます。
自分を認められず、体を壊しても頑張ってしまう。
このような問題が発生して始めて、
「なぜ体を壊しても頑張ってしまうのだろうか」
と気づきます。


過去の経験を紐解いていく中で、
もしかしたら、これが悩みのタネかもしれないと
気づいていくのです。

 

心の禁止令に気づいたら、認めることができます。
親には親の愛があったのだな。


そう認められると、同じように
「自分の頑張りを認められずにさらに頑張ろうとする」
という状況が起きても気がつくのです。

 

「もっとやらなければ・・・と思っている。
 自分は十分頑張っている。認めてあげよう」と。

 

心の禁止令は、気づき、認めることで
癒されていくことでしょう。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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