1時間のカウンセリングで
悩みそのものについて聴く時間はどのくらいですか?
このような質問をいただきました。
1. 悩みとは
同じ事象でも、悩む人と悩まない人がいます。
悩みとは何でしょうか。
たとえば
自分のことばかりを怒る上司を許せない、
そう思えばそれが悩みになります。
まあ、そんな人もいるよね、と
受け流したとしたら、
悩みだとは思わないことでしょう。
他にも
自分に仕事を丸投げしてくる上司に
「NO」と言えない自分が嫌だ。
自分自身の態度が許せない。
そう思ったら悩みになります。
セミナーでいつも言葉をかんでしまう
自分が許せない、そう思ったら悩みに
なることでしょう。
悩みとは、
「自分の中で許せないと思う何か」
のことです。
2. カウンセリングで悩みを聴く時間はどのくらい?
私の場合は、カウンセリングで悩みを聴く時間は、
15分を一つの目安にしています。
もちろん、いろいろな場合があり、
一概にはいえませんが。
頭の中がスッキリと整理されていて、
「私の悩みはこれです」と一言で
まとめられる人はほとんどいません。
しかも、悩んでいる最中の頭の中は、
悩み事に集中していて、
そのことでいっぱいです。
他にいいことや楽しいことがあったとしても、
心の視点がそちらにいかないのです。
まずは、頭の中で断片的でバラバラになっている
悩みに関する情報をすべて言葉にして出して
いただきます。
悩みに関する情報が一通りそろったら、
別の同じような悩みについてうかがったり、
過去にあった同じような悩みについて
きいたりします。
話していただく場面を変えることで、
気づきが生まれます。
自分を許せないと思うのは、
成長意欲。
まずは、自分を許せないと
思っていることを知り、
その価値観を認識していきます。
こんな自分もいるよね。
それでもいいよねと自分を認めて
許せるようになる瞬間があります。
自分を許せるようになると、自分自身の
感情をコントロールできるでしょう。
それを見守っているのがカウンセラー。
自分のことを知り、許して、
自分をコントロールできるようになる
手段の一つとして、
カウンセリングがあるのです。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
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