カウンセリングでは、

相談者は普段、人に話さないような

悩みをカウンセラーに話します。

 

不安な気持ちを共有することで、

かまってもらいたい、

認めてもらいたい、

そのような気持ちが出やすい状況だとも

言えます。

 

 

  1.依存する人の心理

 

 

依存する人は、誰かに頼りたい、

かまってもらいたい、

常にそう思っています。

 

1人では自分を保てないと

思っているのです。

 

何をするにも人に確認したい。

認められているという実感がほしい。

そのような方もいます。

 

カウンセリングで目指すのは、

依存ではなく、自律。

 

いずれはカウンセリングを卒業して、

自分1人で考えて行動していただくように

なります。

 

カウンセリングでは、依存されない

関わり方をしていきましょう。

 

 

  2.時間通りに終わらない?

 

 

カウンセリングで依存関係が

顕著に出るのが終了時間です。

 

1時間のカウンセリングのはずが、

2時間、3時間になり、ヘトヘト…。

そのような経験があるかもしれません。

 

たくさんお話が聞けて、

良いカウンセリングだった。

 

そう思うかもしれませんが、

依存関係を強化している可能性があります。

 

時間通りに終わることを心がけましょう。

 

ついつい時間が延びてしまうのを防ぐには

・1時間いくら、延長は15分毎でいくらなど、

 料金体系を決めておき、それを守ってもらう

・次の時間の予定を埋めておいて

 「もう次の予定の方が来ますので、

  続きは次回」とする

・クロージングのタイミングを決めておいて、

 「続きは次回お聞きします。いつにしますか?」

 と提案する

 

などがあります。

 

人の集中力は、

だいたい50分くらいまでです。

集中力が切れた状態で、

2時間・3時間お話をきいても、

堂々巡りになるだけのことも多いです。

 

1回のカウンセリングは、

1時間にした方が、

カウンセラーにとっても、

相談者にとっても優しいカウンセリングに

なります。

 

 

  3.愛を確かめる質問には答えない

 

 

「こんなことを言われたのです。

 どう思いますか?」

「私ってとてもかわいそうでしょ。

 あの人、ひどいですよね」

 

など、質問のようにみえて、

実は「私を認めてほしい」という

内容だったりすることもあります。

 

人情としては「そうですね」と

同調したくなるかもしれません。

 

カウンセリングの場で同調すると、

その感情が強化されます。

 

例えば、「ひどい上司。私はかわいそう」

その言葉に同調したら、

「ひどい上司。私はかわいそう」という思いが

強化されます。

 

なぜそう思うのかな?

本当かな?

別の視点で見ると?

といった客観的な視点が

持てなくなってしまうのです。

 

あえて同調せず、

どうしてそう思うのだろうか。

その言葉の裏には何があるのだろうか。

 

そう客観的に見つめていきましょう。

 

相談者を愛ある俯瞰的な目線で見て、

心の距離を保ちながら、

見守っていきましょう。

 

相談者自身が、

心を形成しているパーツに気づき、

認め。少しずつ組み替えていく

ことでしょう。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

神戸正博公式LINE、始動

 

神戸を応援してくださっている方

に向けて運用している

ちょっと秘密でプレミアムなLINEです。

 

神戸の新プロジェクトや、

それにまつわる進捗の共有

 

神戸の研究の最前線情報なんかも

発信していきます。

 

line_btn