心理カウンセリングときくと、
どのような印象をお持ちでしょうか。
・悩みを話す場所
・病院みたいな感じ?
このようなイメージでしょうか。
1. カウンセリングで自分の悩みと出会う
普段は、仕事のことや家事のこと、
家族や友だちのことなどを考えていて、
自分のことを考える時間は
あまりないことでしょう。
悩んでいるとしたら、
自分のことというよりは、
どうしてこんなことに・・・と
悩みを一方向からだけみて
考えていることでしょう。
カウンセリングでは、
悩みのことをいろいろな方向から
見ていきます。
たとえば
仕事を手伝って欲しいと言えずに、
一人で仕事をかかえて残業ばかり。
なぜ自分だけが、こんな目にあって
しまうのだろうか。
そう悩んでいるとしたら
悩みの場面を詳しく話していただきます。
・どのように上司から仕事を頼まれるのか
・周りの人は、同じように上司から仕事を
頼まれるのか
・周りの人は、あなたのことを
どう見ていると思うか
・同僚から仕事を頼まれることはあるのか
・上司からは、なんと言われているのか
等々。
それだけではなく、別の場面での悩みも
聞いていきます。
・友だちとの関係は?
・家族との関係は?
等々。
いつも悩んでいる1点だけではなく、
その周辺についても語っていくことで、
悩みの全体像を、相談者本人も
把握していくのです。
2. 過去が現在を作っている
現在は、過去の経験から作られています。
過去と今をつなげる質問で、
一緒に過去を見ていきます。
言いたいことが言えずに、
自分ばかりが大変な目にあった過去の経験。
もしかしたら幼い頃、弟や妹がいて、
「お姉ちゃんだから」と言われて、
言いたいことが言えなかったのかも
しれません。
両親が忙しくて「一緒に遊んで欲しい」
と言えずに寂しかったのかもしれません。
過去の経験を思い出していただくと、
相談者の中にある価値観がみえてきます。
弟や妹を優先した。
忙しい両親を気づかった。
その結果、他人を優先して、
自分を後回ししなくてはいけない
という価値観が生まれたのかも
しれません。
過去の経験を、
相談者とカウンセラーとで一緒に見て、
味わって、相談者は自分自身に
気づいていきます。
3. 自己理解が深まると世界が変わる
自分の望みを言えずに悩んでいたけれど、
望みを言ってはいけないと思っていたんだ。
自分のことを後回しにして、
他人を優先したら愛されると
思っていたのかも。
自分のことに気づいたら、
行動が選択できるのです。
今まで通り、他人を優先してもいい。
自分の望みを周りの人に伝えるのもいい。
今まで通り他人を優先したとしても、
自分が意識して選択したことなら、
「なぜ自分ばかりがこんな目にあうの?」とは
考えません。
悩みの根本原因に気づいた時、
周りの人や取り巻く環境が変わらなくても、
世界は変わっていくのです。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
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