悩んでいる時は、一刻も早く解決したいもの。


こうしたらいいよとアドバイスが
欲しくなることもあるでしょう。

 

カウンセリングでも
「先生どうしたらいいのでしょうか?」と
聞かれることがたびたびあります。

 

なぜカウンセラーは、アドバイスを
しないのでしょうか?

 

  1. 実はアドバイスしたくなっている?

 

 

相談された内容が
・カウンセラーが過去に悩んでいて解決した内容
・身近な人が解決した内容
・解決法を調べたことがある内容

など、カウンセラーが解決方法を知っている
内容の場合は、アドバイスしたいという
気持ちがわいてきます。

 

ついつい
「〇〇したらいいよ」と言いたくなるのを
おさえていることもあります。

 

それは、アドバイスは相談者の問題解決には
つながらないと知っているから。

 

  2. 人に言われても動けないのはなぜ?

 

 

アドバイスをきいて、
自分にあうように応用してやってみよう
という人も中にはいるかもしれません。

 

けれど、ほとんどの人が、
アドバイスを聞いただけで終わってしまいます。
それは、心理的リアクタンスが発生するから。

 

心理的リアクタンスとは、
選択する自由が外部からおびやかされた時に感じる、
自由を回復しようとする反作用のこと。

 

幼い頃、
おもちゃを片付けようとしていた時に
「片付けなさい」と言われて
反論したことはありませんか?

 

宿題をしようとしていた時に、
「宿題をしなさい」と言われて、
「やろうと思っていたのにやる気をなくした」
と思ったことはありませんか?

 

その心理が「心理的リアクタンス」
行動は自分で決めたいのです。

 

  3. 悩みを解決するたった一つの方法

 

 

「行動は自分で決めたい」ということは、
悩みも自分で解決したいのです。

 

そして、実は悩みの解決方法は、
悩んでいる人の無意識の中にあります。

 

カウンセリングの中で、
カウンセラーからの質問に答えるために、
言葉にして話すことで、自分の悩みに
気づいていきます。

 

そして、過去の経験から作られた
価値観に気づき、認めることで
見える世界が変わっていきます。

 

物事のとらえ方が変わるので、
悩みのとらえ方も変わるのです。

 

たとえば
怒ってばかりいて大嫌いだと思っていた上司は、
実は自分を成長させてくれるキーマンだと
気づいたり。

 

子どもを怒ってばかりいるのは、
自分も同じような扱いを受けてきたからだと
気づいたり。

 

悩みの解決の糸口は、自分自身を知ること。

 

カウンセリングの場で、
悩みや幼少期の経験を話すことで
だんだんと思い出していきます。

 

そして、カウンセリングの時だけではなく、
家でシャワーを浴びている時や
お茶を飲んでいる時など
気持ちがリラックスしているときに、
「あっ、あれが原因かも」と
気がついていきます。

 

表面の悩みの解決方法ではなく、
悩みの根本原因が見えてくるのです。

 

原因が見えてくると、
解決したらいいのか、
そのままでもいいのかなど
選択肢の幅が広がっていきます。

 

どうしたらいいのかわからないから
悩む、という状態から
卒業していくことでしょう。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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