以前、このようなご相談がありました。

 

 

会社を経営しています。
今までに会社を4社つぶしました。

苦労して会社を立ち上げて、業績も伸びて、
ある程度収益も得られるようになると、
なぜか情熱がなくなってつぶしてしまうのです。
4社とも同じです。理由はわかりません。

今、5社目を経営しています。
今後また同じように、つぶしてしまうのではないか
と思うと、心配です。
でもどうしたらいいのかわからないのです。

 

  1. 会社を作りたい。その裏にある感情は?

 

 

お悩みを聞いた後に、会社を作るということに、
どのような感情があるのかを

考えていただきました。

 

行動を起こすとき、私たちは
その行動を起こす感情を持っています。

 

会社を作るというと
・お金を稼ぎたい
・権力がほしい
・地位や名誉がほしい


このような欲求があることでしょう。

 

でも、これらのことはほんの表面の部分。
・お金を稼いで何をして、

 どんな感情を持ちたい?
・権力を手に入れてどんな感情を持ちたい?
・地位や名誉を手に入れてどんな感情を持ちたい?

 

幼い頃の出来事や、家族との関係、
周りの人たちとの関係や出来事との
共通点をみつけていきます。

 

相談者の父親の話をきいたとき
「父親にほめてもらったことがなかったのです」
という言葉がでてきました。

 

  2. 悩みの大元は、幼い頃にあることがほとんど

 

 

相談者の父親は厳格な人でした。


運動会で1位になっても、
テストで100点をとっても、
「よくやった」とは言ってくれませんでした。

 

世の中にはもっとすごい奴がいる。
気をぬくな。もっと頑張れ。

希望していた高校に合格しても、
希望していた大学に合格しても、
「よくやった」と言ってくれませんでした。


とのこと。

 

その偉大な父親は会社役員で、
年収がいくらぐらいかも知っていました。

 

よく考えてみると、親の年収を超えたあたりから、
やる気を失い、会社をつぶしていたことに
気がついたのです。

 

そうか。父に褒めてもらいたくて、
がむしゃらに頑張って会社を起こした。
そして、父親の年収を超えてしまうと、
やる気がなくなるんだ。

そう気づかれたようでした。

 

  3. 気づくことで、ブロックをはずすことができる

 

 

今回の相談者のブロックは、

「父親像」

 

ほめられたくて、がむしゃらに仕事をする。
そして父親以上の年収になると、
父親を超えてはいけないというブロックがかかり、
会社をつぶしてしまう。

 

これだったのです。

相談者ご自身が、自分の心と向き合い、
過去を思い出し、腑に落ちました。


そうだったのか、と思えると、
ブロックを認めることができます。

 

父親にほめてもらうのを待つのではなく、
自分で自分をほめる。

 

情熱がなくなっていると感じたら、
父親を超えてもいいんだよと
自分に許可を出す。

 

行動を選択できるのです。


悩みとは、どうしたらいいのか

わからないから悩むのです。

 

カウンセリングで、悩みを発話することで、
これに悩んでいたんだと気づきます。


カウンセラーと一緒に、
悩みのタネを探していくことで、
腑に落ちて、ブロックに気づいていきます。

 

カウンセリングは、

沈んでいる心を癒すだけではなく、
使命や夢に向かっていく途中で、
なぜか止まってしまう原因を
さぐることもできるのです。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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