私たちの心は、
喜び・楽しさ・悲しみ・怒りなど、
いろいろな感情が入り混じっています。

 

子どもの頃は、泣いたかと思ったら

すぐに笑ったり、すべての感情を

そのまま表に出していたことでしょう。

 

でも大人になると、

たとえ理不尽なことをされて、
ひどく怒りを感じたとしても、
その怒りをそのまま表に

出せないこともあります。

 

ここで怒ったらおとげないと

思われてしまうかも。


人間関係が壊れてしまう。


上司だから怒りを見せることはできない。

 

そんなオトナの考えで、
自分の感情を押し込めてしまうのです。

 

怒りの感情だけを封じ込めることは

できません。
怒りと同時に、喜びなどのポジティブな

感情にまでフタをしてしまうのです。

 

自分は、何をしたら楽しいんだろう?
うれしいだろう?と
わからなくなっているとしたら、
怒りや悲しみの感情を封じ込めたせいかも

しれません。

 

  1. 頭の中にある悩みは言葉にすることで認識できる

 

 

カウンセリングでお話をうかがっていると
気がつくことがあります。

 

それは、悩みは言葉にすることで
始めて気がつくということ。

 

相談者に「今日はどのようなご相談ですか?」
ときいたときに、
相談したい内容をはっきりと言える人は
あまりいません。

 

たとえば
「同僚に無視されている気がしているのです。」
といいながら、間をとりながら
考えている人も多いのです。

 

あるいは、誰かの悪口をずっと

しゃべっているけれど、
悩みの内容には到達していないことも

あります。

 

だんだんと話していくことで、
頭の中にある情報が整理されて、
悩みがみえてくる感じなのです。

 

もしもあなたが、
頭の中でモヤモヤと悩んでいるとしたら、
悩みの全貌がみえていないのかも。

 

まずは、頭の中にある悩みを
すべてメモしてみましょう。

 

頭の中にだけ悩みがあると、
同じ悩みを何度も考えてしまい、
頭の中は悩みしかないという状況に
思えるかもしれません。

 

でも、頭の中にある悩みを
すべて紙の上にだしきると、
「あれ?悩みといっても思ったより

 少なかったな」
と思ったりします。

 

  2. 悩みを書き出したら、一つずつ相談していきます

 

 

書き出した悩み一覧の中から、

一つ悩みを取り出します。

 

たとえば「同僚から無視されている気がする」
という悩みがあったとしたら、
これを紙に書きます。

 

そして、紙にメモしながら相談していくのです。

 

そのメモには、相談者のあなたと
アドバイザーのあなたが登場します。

 

相談者:同僚から無視されている

    気がするのです


アドバイザー:どのような状況で

       無視されていると
       思うのですか?


相談者:みんなが話している時に、
    私が行くとみんなだまって

    しまうのです。


アドバイザー:みんながだまってしまうことは
       何回くらいありましたか?


相談者:ここ1週間で5回くらいかと。


アドバイザー:ということは、あなたが
       部屋に入っていっても
       みんながそのまましゃべっていたことも
       あったのでしょうか。


相談者:そうですね。そういえばあったかもしれません。

 

こんな風に、相談者とアドバイザー、
一人二役で、両方の視点にたって

相談内容をメモしていきます。

 

そして、書いたメモを読んでみます。

 

相談者とアドバイザー、
そしてその様子を見守っている傍観者。
3人の視点で、悩みを見ることができます。

 

頭のなかで、堂々巡りしていた悩みが、
思い違いだったとか、
こんな風にすれば解決できるかもしれないとか、
新しい視点で見えてくることでしょう。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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