ある相談者。
とても可愛い女性です。
花柄のワンピースがとても

似合っていました。

 

カウンセリングの第一声が
「私なんて結婚できない気がします」

だったのです。

 

あなたがカウンセラーならどうしますか?

 

  1. カウンセラーの意見を言っても変わらない

 

 

なぜ、こんなに可愛い女性が
「一生結婚できない」と思っているの

だろうか。


大丈夫だよと言って励ましてあげたい。


自分の若い頃の話をもちだそうか、
友達の例を出そうか。


なんて言ったら伝わるだろうか。

 

もしかしたらそんな気持ちが
わいてくるかもしれませんね。

 

相談者も「どうしたらいいですか?」と
言ってくるかもしれません。

 

仮に、何かアドバイスをしたら
「そうですよね。ありがとうございます」
と言うでしょう。


でも、カウンセリングで聞いたアドバイスを
実行する可能性は低いです。

 

それは、相談者自身の心が

納得していないから。

 

カウンセリングで悩みを相談する

相談者は、本当はただ話をきいてもらいたくて

来ています。

 

カウンセラーは、
頭の中にわいてきた、救ってあげたい、
励ましたいという気持ちを

そっと脇におきます。

 

相談者から発せられた言葉の奥にあるものを
聞いていくのです。

 

伝え返しをしながら、間をとりながら
相談者の話をきいていきます。

 

  2. 相談者に教えてもらう気持ちで傾聴していく

 

 

悩みには、大元になる価値観があります。


悩みの根っこ、悩みのタネと
いったらいいかもしれません。

 

その悩みのタネに到達するように
話を聞いていきます。

 

  3. 悩みのタネはどのようなもの?

 

 

相談者の話をきいていくと
「昔からできのいい妹と比べられて
 肩身の狭い思いをしてきた」
「父親が自分にだけ関心を示してくれなかった」
ということが出てきました。

 

「自分には価値がない。このままではダメだ。
 でもどうしたらいいのかわからない」


そんな思いをかかえて生きてきた様子が
浮かび上がってきたのです。

 

1度のカウンセリングで、
ここまで思い出していただけることは
ほとんどありません。

 

何度かカウンセリングに来ていただいて、
少しずつ思い出していきます。


そして、悩みのタネに到達していきます。

 

ここで、
「あなたはできのいい妹と比べて
 自分には価値がないと思っているのですね。
 そんなことはありませんよ」
と指摘するのはカウンセラーの役割では

ありません。

 

相談者ご自身に気づいていただくのです。


カウンセラーは、相談者の言葉を伝え返して、
相談者にその言葉を味わってもらいます。

 

相談者ご自身が、
心の中にある思いや、
伝え返されて味わった思いを整理して、
気がついていくのです。

 

カウンセリング中に気がつくことよりも、
家に帰ってリラックスしているときに、
腑に落ちる感覚。

 

あっ、私の悩みってこれだったんだ。


自分自身で気がつくことで、
望む方向に向かっていきます。

 

それを見守りサポートするのが
カウンセラーなのです。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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