カウンセリングを始めてまもない受講生から
質問を受けました。

 

「まわりから悪口を言われているような

 気がするのです」
「話しかけるのがこわくて、友だちもいません」
「どうしたらいいのでしょうか?」

そう相談されたのですが、
答えにつまってしまいました。

 

とのこと。

 

あなたなら、なんと答えますか?

 

  1. 「気のせいなのでは?」はNG

 

 

まわりから悪口を言われているような気がする
というその内容は、

みんながしゃべっているときに、
たまたま入っていくとだまってしまう。

 

なんとなくみんなが目を見合わせて、
気まずそうにしている気がする。

 

気になるのだけれど。聞けない。

 

このような内容とのこと。

 

「気のせいなのでは?」とか
「え?私のこと話していた?
 ときいてみたらどうでしょう」
といったアドバイスは、カウンセリングではNGです。

 

なぜその悩みが湧き上がってきたのかな。

と悩みの大元を一緒に見ていくのが

カウンセリングです。

 

  2. その価値観はどこから?

 

 

同じ事柄をみても、人によって捉え方が違います。

 

たとえば
自分がきたら、みんながだまってしまった場合


ある人は、
自分の悪口を言っていたからだと

思うかもしれません。

 

ある人は、
たまたま今話が終わったんだなと

思うかもしれません。

 

ある人は、
みんながだまってしまったことなど気づかずに、
大声で話し始めるかもしれません。

 

人によって考え方も価値観もさまざまです。

価値観は、幼少期の経験の中で

作られることが多いのです。

 

  3. 子どもの頃の親との関係や、学校での出来事は?

 

 

もしかしたら、
普段は優しかった親が、

突然人の悪口をいいだしたり
普段は優しかった親が、

お酒を飲むと暴れたり、
親から虐待を受けていた
学校でいじめられた経験がある

このようなことがあるかもしれません。

 

人は裏切るものだという思いが
心の奥深くに眠っていると、
すべての行為が裏切りに見えてしまいます。

 

考え事をしていて、
挨拶をされたのに

気がつかなかっただけなのに、
『あの人は私のことを嫌っているから
 挨拶を返してくれない』
と思ってしまうかもしれません。

 

人を信用できないという

価値観をかかえていて、
それに気がついていない人に、
人を信用する方法を教えても
なかなか通じないですよね。

 

相談者に、
このカウンセラーも

信用できない人かもと
思われてしまうだけです。

 

相談者の言葉を伝え返して、
悩みの現場を再現していきます。

 

相談者ご自身で自分を客観的に
見てもらうのです。

 

第三者目線で

自分を見られるようになると、
いままで気がつかなかった
自分自身のことが見えてきます。

 

人に近づいてはいけないという思いが
あったのだな・・・
そう自分自身で気がつくと、
行動が変わっていくのです。

 

それを見守っていくのが、
カウンセラーの役割です。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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