カウンセリングでは、カウンセラーは、
相談者の心の状態にあわせてから

話をききます。

 

ラジオの周波数をあわせるように、
自分自身の心の周波数を
相談者にあわせるイメージです。

 

たとえば、楽しくてワクワクした心のままで、
相談者の悩みをきいても、
その奥にある声になっていない言葉が

きこえてきません。

 

場の雰囲気にカウンセラーの雰囲気があわず、
それが相談者にも伝わってしまいます。

人はことばだけではなく、
非言語の部分も感じとれるのです。

 

  1. カウンセラーの心の状態を知るのはいつ?

 

 

カウンセラーも人なので、
うれしくて心がうきうきしていることも、
嫌なことがあって、心が沈んでいることも、
いろいろあります。

 

でも、カウンセリング中は、中庸な状態、
ポジティブでもなく、ネガティブでもない状態に
していきます。

 

カウンセラーが中庸な状態になれているのか
わかるのは、最初の挨拶の時。

 

「はじめまして ○○です。

 今日はよろしくお願いいたします」
この言葉の声色で、自分の状態が

わかってしまいます。

 

そして、この挨拶が

もっとも大切だといえるかもしれません。

 

初めてのカウンセリングの場合は、
カウンセラーにとっても、相談者にとっても、
初めて会う人です。

 

相談者は、
・悩みを相談したい
・でも、この人に相談しても大丈夫だろうか?
・悩みをうまく話せるだろうか・・・

 

など、不安と緊張が入り混じった状態なのです。

 

挨拶の声や印象で、話すか話さないかを
無意識に決める可能性もあります。

 

私は、カウンセリングの最初の挨拶をしながら、
自分の心に向き合っています。


今の心はネガティブでもなく、
ポジティブでもない、
中庸のカウンセリングモードになれているのか?と。

 

  2. もしも中庸な状態になれていなかったら・・・

 

 

カウンセリングが始まってから、
中庸な状態になっていない自分を感じたら、
私は一旦カウンセリングを中断します。

 

「すみません ちょっとお手洗いに行っても

 いいですか」
と、一旦席を立ちます。

 

深呼吸をして、心を中庸に戻し、
相談者の周波数にあわせられるようにするのです。

 

カウンセリングが始まる前に、
心がポジティブになりすぎたり、
ネガティブになりすぎているのを感じたら、

 

・デスク周りの整理整頓
・テーブルや椅子の掃除
・呼吸を整える

 

など、心を穏やかにする方法を試します。

 

整理整頓や掃除は、気分がすっきりしとして、
相談者をお迎えする心がまえができます。
一石二鳥のおすすめの方法ですよ。

 

  3. 相談者に周波数をあわせる方法

 

 

カウンセラー自身の心が中庸になったら、
相談者と周波数をあわせていきます。

 

顔の表情は、笑顔でもなく、
怒っている感じでもなく、普通の表情で。


私は、無意識に笑顔になってしまうくせがあるので、
表情には注意しています。

 

そして、相談者と同じ言葉を使うのです。
「親がきびしく怒るのです」と相談者が言ったら
「親がきびしく怒るのですね」という感じで。

 

相談者が
「上司が、私がやっていないことまで

 しかってくるのです」
というのを
「上司がパワハラしてくるのですね」
というと、あれ?何か違うとなってしまうことがあります。

 

カウンセリングの経験を積んでくると、
言い換えすることで、相乗効果が出るのですが、
まずは、言い換えることなく、

そのままの言葉で伝え返します。

 

カウンセラーは、相談者の心の鏡。

 

同じ言葉を使い、同じ感情で伝え返すことで、
相談者とカウンセラーの周波数が同じになり
言葉の奥にある感情や言葉にならないものも
わかってくることでしょう。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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