カウンセラー養成講座でよくきかれるのが

「相談者がだまってしまったら
 どうしたらいいでしょうか?」
ということ。

どうして、沈黙が怖いのでしょうか。

 

  1. 沈黙が怖い理由

 

 

カウンセリング中に
質問を投げかけたところ
だまってしまった相談者。

 

悩み事を相談にきているのですから
当然、笑顔はありません。

うつむいてだまっている・・・。

 

こんな時、カウンセラーからは
相談者がどう見えるでしょうか?

・怒っている?
・嫌われた?
・なにか不愉快になるようなことした?

もしかしたら、そんな風に思って不安に
なるかもしれません。

 

人は、真顔になると、怒っているようにも
見えるのです。

ましてや、考え事をしているときは、
眉間にしわがよって、さらに怒っている
ように見えます。

 

  2. 沈黙のときについついやってしまうこと

 

 

相談者が無言で、気まずいと思う時。

カウンセラーがついつい

しゃべってしまいます。


この時にやってしまいがちなのが
・追加の質問
・アドバイス
・自分の過去の経験を語る

ということ。

 

カウンセラーの傾聴スイッチが

切れてしまう瞬間。

 

カウンセラーと相談者という立ち位置が崩れ、
信頼を失ってしまいます。

 

  3.沈黙になる理由とは

 

 

相談者が沈黙する理由は、
怒っているわけでも、
カウンセラーを嫌っているわけでも

ありません。

 

ただ
・緊張している
・考えている
・どう答えようかと迷っている

など。

 

どちらにせよ、相談者が自分の心に
触れている時間です。


自分の心と対話している時間とも
いえるかもしれません。

 

質問の内容がわかりにくかったら、
少し考えて


「もう一度言ってください」とか
「なんて聞かれたんでしたっけ?」
など、言ってくれることでしょう。

 

不機嫌そうに見えても考えているだけ。


カウンセラーは、

考えている相談者を受容し、
見守るだけです。

 

  4. カウンセラーの心もみえてくる

 

 

カウンセリングをしていると、
カウンセラー自身の心もみえてきます。

 

仮に、沈黙が怖いと思ったなら、
「なぜ怖いと思ったのだろうか?」
と後で振り返ってみましょう。

 

・相談者に認めてほしいと

 思っていたのかも
・以前、沈黙した人に嫌われたと

 思った

 

など、自分の心を客観的に

見ることができます。

 

そして
「沈黙になったら何がおこる?」
と考えてみてください。

 

特に、何もおこらないな。

そう思えたら
相談者が無言になっても、

中庸な心でいられます。

 

なにもしゃべらない相談者。
そのままで、すばらしいのです。

 

なにもしゃべらずに心と向き合っている

相談者を愛の態度で

見守っていきましょう。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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