1960年代の始め、
シカゴ大学のユージン・ジェンドリン教授が研究した内容に
『心理療法で効果がある人とない人の違いとは?』
というものがありました。

 

検証方法は、
セラピストとクライエントの

やりとりの動画を撮影
成功事例と失敗事例にわけ、

その違いを調べて
共通点を見つけるというもの。

 

検証した結果
その違いは、クライエントの気づきでした。

 

自分自身を癒すことに成功したクライエントは、
悩みを話している中で、言葉にできない何かを
カラダの中で感じているのです。

 

頭で考えた言葉をすらすらと

受け答えするのではなく、
「なんと表現したらいいのでしょうか。
 胃のあたりが変な感じがするのです、
 怒りとはちょっと違うし。」
といった感じで、何かを感じていたのです。

 

  1. なぜ身体的な気づきがあるのでしょうか

 

 

なぜ、身体的な気づきがあるのでしょうか。

それは、潜在意識とカラダがつながっているから。

 

気分が良いときは、目線が高く、
背筋もピンとして、
体全体が大きくなっている感じが
しませんか?

 

それと反対に、
悲しい時や、悩んでいる時は
うつむき加減で猫背に

なっているのではないでしょうか?

 

気分によって無意識に姿勢が変わります。

 

潜在意識からのヒントは

カラダに出るのです。

 

だから、悩みを話しているときに、
カラダに何か違和感があるとしたら、
悩みのタネのそばまできたというヒント。

 

ここに何かがあるのかも?

と気づくことができます。

 

  2. 感じたものを否定しない

 

 

悩んでるとき、
カラダに何か感覚があったとしたら、
それをあるがまま受け止めてください。

 

これがあるから悩むんだ。
どうすればなくなるのだろう。
など思い始めると、苦しくなったり、
感情にフタをしてしまったりで、
わからなくなってしまいます。

 

「ここに何かあるんだね」と受容して
「こんにちは」と挨拶してみて
ください。

 

今まで、悩みのタネと自分のカラダの感覚が
つながっていると思ったことは

ないかもしれません。

 

挨拶するなんてよくわからない、
そう思う人もいるでしょう。

 

カラダの中に何か感覚を感じても、
感じなくてもどちらでもいいのです。

 

もしも、何かあったら、

ちょっと挨拶してみようか。
という気軽さで感じてみましょう。

 

  3. もしも何も気がつかないとしたら

 

 

たとえば、
静かな森に入った時、
風の音、鳥のさえずり、葉っぱの音など、
自然の音に気がつくのではないでしょうか。

 

普段は、スマホの音、車の音、電車の音など
いろいろな音にかこまれて、
自然の音には気がつかないことも多いです。

これと同じ。


自分の中の感覚を感じてくださいと言われても
わからないこともあります。

 

身体意識と潜在意識はつながっているんだ。
もしかしたら何か感じられるのかも?
と思いながら、静かな環境で自分と向き合うと
自分の中の感覚を感じるようになるかもしれません。

 

カウンセラーとしてカウンセリングをしている中で、
突然いつもと違う感覚に気づくこともあります。

 

自分の内側に耳を傾けていると、
自分も知らない心の奥底の悩みのタネからの
ヒントを受け取れるようになっていく
ことでしょう。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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