「カウンセラーとは悩みの相談を

 受ける人なのですよね?」

 

そんな風に言われることが

よくあります。


そんなときに私は、
「お悩みは聞きますが、

 アドバイスはしません」と答えるのです。


すると
「え?悩みを聞いて、

 解決策を言わないのですか?」

とびっくりされることが多いのです。

 

  1.カウンセラーはアドバイザーではない

 

 

カウンセラーはアドバイザーでも、

コンサルタントでもありません。

 

アドバイスはしません。


クライエントは

お悩みを持ってカウンセリングを

受けに来てくれます。


「解決策を教えてください」

とおっしゃる方も、

もちろんいらっしゃいます。

 

でも、1時間くらい伺った

お悩みの内容を解決したとしても、

根本解決になっていないことが多いのです。

 

たとえば
「男性と付き合うことは

 できるのだけれど、

 結婚までには至らないのです」

と悩まれている女性。

 

その方に
「もっと他にいい男性がいるから、

 出会いの場に積極的に行って、

 いろいろな人に会った方がいいですよ」


そんなアドバイスを

したくなるかもしれません。

 

でも、その方の悩みの根本原因は、
「子どもの頃、

 父親が厳しくて虐待を受けたので、

 男性が怖い」

だったとします。


本人は辛い記憶だから蓋をして、

表面的には忘れている。

 

でも、潜在意識は

父親の虐待を覚えていて、

本能的に結婚を拒否している

としたら…。

 

根本原因に蓋をしたまま、

「いろいろな男性に

 出会ってみてください」

とアドバイスしたら、

 

「男性と付き合うことは

 できるけれど、

 なぜか結婚できない」

 

という悩みが

もっと深くなることは

想像できるでしょう。

 

  2. カウンセラーにできること

 

 

カウンセラーにできることは、

クライエントが

心の奥底にしまっていて、

本人も気づいていないような

ことに気づいてもらう

手助けをすること。


クライエントのお話を傾聴して、

聞き切って、

クライエント自身が気付き、

自分で癒していくのを

見守ること。

 

だと思っています。

 

私はこのことを

「カウンセラーは

 愛のプールを作る建築家」

だと表現しています。

 

「完全なる受容と承認。

 クライエントを、

 自分の子どものように

 愛ある態度で見守り、

 信じること。」

 

それがカウンセラーにできる

唯一のことだと考えています。

 

カウンセラーは

「愛のプール」を作り、

そこにクラエアントを

お招きして、

1時間自由に泳いでいただく。


そして愛を充足して、

クライエント自身で

悩みの根本原因を見つけて

解決していく。

 

これが、私が理想とする

カウンセリング。

 

この「愛のプール」を作るには、

カウンセラー自身が

愛で満たされていることが必要です。


カウンセラーは、

心の底から幸せで、

幸せがみんなに広まると

信じている人。


そのような人なら、

「愛のプール」でクライエントを見守り、

信じることができるでしょう。


本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

神戸正博公式LINE、始動

 

神戸を応援してくださっている方

に向けて運用している

ちょっと秘密でプレミアムなLINEです。

 

神戸の新プロジェクトや、

それにまつわる進捗の共有

 

神戸の研究の最前線情報なんかも

発信していきます。

 

line_btn