「相談者のお話を聞いていると、

 ついついこうした方がいいのでは?

 と言いたくなってしまうのです。」

 

カウンセリングの練習をやっていた受講生の一言。

 

相談者のお悩みを解決してあげたい。

そんな思いからついつい言いたくなってしまう

アドバイス。


でも、表層の問題を解決しても、

また同じような問題が起こってきます。

 

お悩みを解決する唯一の方法は、

相談者本人の力で問題の根っこに気づいて、

自分で癒していくことだけ

 

カウンセラーは、ここに悩みの根っこがあるのかな?

という様子を心の鏡として映し出すだけです。

 

 

  1. 曇りのない鏡のような心で接するには?

 

 

「相談者を癒してあげたい」

その心の奥底をのぞいてみると


「あなたに相談してよかった」

「すごい!」と称賛されたい。

 

そんな承認欲求が隠れていたりします。

 

カウンセラーは、愛の態度で相談者に接して、

相談者に愛を与える存在。


でも実際は、相談者から愛をもらおうとしている。

そんな構図になっていることもあります。

 

カウンセリングしている時に、

心がザワザワして、話を聴くよりしゃべりたくなったら、

奥底の自分の欲に気づいて一時中断しましょう。

 

お茶を飲む、これだけでも、

気分が切り替わります。


「ちょっとお手洗いに行きたくなりました」

と席を立って、深呼吸するのもいいでしょう。

 

曇りのない鏡のような心で相談者に接するには、

あふれる愛で自分を満たしていることが大切。


あなたは、自分に愛を送っていますか?

 

  2. もしもストイックすぎるとしたら

 

 

あなたは自分に厳しい人でしょうか?


無駄遣い禁止、おやつ禁止。

いつも早起きして、1分も無駄にせず生きる。

そんな生活を送っていて、思うようにできなかった日は、

自分を責め続けいる。

 

もしもこんな感じだとしたら、相談者から

「やろうと思っているけれど、できないのです」

という言葉を聞いた時に、

「行動するだけでしょ。何を甘えているの?」

と思ってしまうかもしれません。

あるいは、「やってみたらいいのでは?」

と言いたくなってしまうかもしれません。

 

まずは自分に甘くしてみましょう。

 

私も意識していないと、

自分に厳しくしてしまいます。


・365日ずっと仕事
・仕事を休むなんて考えられない
・朝から晩までずっと仕事をことだけを

 考えている

 

そんな部分があります。

だから、あえて自分に甘くします。

 

・子どもの頃、やりたいと思っていた

 ローラーボードをやってみる
・コンピューター好きなので、

 パソコンや周辺機器を欲しいだけ揃えてみる
・読みたい漫画を大人買いする
・基地みたいな書斎を作る
・かわいいペンやシール、

 マスキングテープを大人買いする

 

など、子どもの頃に欲しかったもの、

やりたかったこと、かなえたかった夢を

一つずつかなえているのです。

 

自分に甘く、優しくすることで、

自分に愛が満たされていきます。

 

  3. 自己愛を育てるセルフカウンセリング

 

 

カウンセリングで、相談者のお話を傾聴していると、

「カウンセラーの素の自分」が出てしまいます。


自分を満たしていないと、

満たされていない部分がクローズアップ

されてしまいます。

 

人を満たす前に、自分から。


まずは、セルフカウンセリングをして、

自己愛を育てましょう。

 

・自分の中にある「できたらいいな」を

 言語化していいと許可を与える
・「できたらいいな」を少しずつやってみる
・「できたらいいな」をやってみた自分を

 観察してみる

 

「愛しているよ」と自分に愛を送ることで、

自分自身が満たされていきます。


自分自身が満たされていくと、

自分自身を信じることができます。


そして、人を信じることができるようになります。

 

相談者が話すお悩みを、

愛と信じる心で聴けるようになるのです。

 

本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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