同時に複数の作業がこなせる人が

有能な人だと思っていませんか?
特に、忙しいときは、

あれもこれも同時にやりたいと

思ってしまいがちです。

 

人はマルチタスクは可能なのか?

そんな研究が行われていました。

 

 

  1. マルチタスクは可能?

 

 

京都大学、こころの未来研究センターの

船橋新太郎教授と渡邉慶・元研究員、

英オックスフォード大学研究員の

研究グループが

ニホンザルの前葉連合野の神経活動を記録しました。

 

ニホンザルに視覚刺激が現れた場所を記憶させ、

同時に別の場所へ注意を促してみたところ、

二重課題干渉が起きて

「記憶の成績の低下」が観察されました。

 

さらに、脳内の活動を測定したところ、

神経細胞が限られているため、

互いに干渉しあい、

活動を抑制してしまうことが判明。

 

二つのことを同時にすると、

どちらも中途半端になってしまうことが

証明されたのです。

 

  2. マルチタスクは認知機能低下につながる可能性あり

 

 
 

マルチタスクをすることで、

脳のトレーニングになるのでは?とか、

脳にとって良い刺激かもと思っている

かもしれませんね。

 

しかしマルチタスクは、神経を疲弊させてしまいます。

放置すると、早期の認知機能低下に

つながるかもしれないとのこと。

 

実は、二つ以上のことを同時にやっているようにみえても、

脳は一つのことをやり、

そのつどタスクを切り替えているだけなのです。

 

同時にやろうとすると、

なんどもタスクを切り替えることになり、

脳はストレスを抱えてしまいます。

 

効率的に仕事をする方法はシングルタスク。

集中してひとつずつ仕事を終わらせていくことが、

一番効率的なのです。

 

  3. 集中して仕事をするために

 

 
 

偉大な宗教改革者マルティン・ルターは
「今日はあまりにもすべきことが多いから、

 1時間ほど余分に祈りの時間をとらなければならない」

と言ったそうです。

 

効率よく仕事をするには、

まず立ち止まって考えることが大切。

 

やることがたくさんあるから、

立ち止まって考える暇はないと思うかもしれませんが、

すこしだけ手を休めて、

頭の中の整理をしてみましょう。

 

たくさんの仕事がある場合は、

まずはすべて書き出してみましょう。


そして、今日集中することを一つ決めて、

手帳に書きましょう。

 

まずは一つのことに集中して、

人に任せられるものは、

早めに人に任せてしまいましょう。

 

心がザワザワしている時は、

一旦止まって深呼吸。


そして、やるべきことがうまくいった状態を

イメージして、心を楽しませてから

取り組んでみましょう。

 

あなたの中にある力が

わいてくることでしょう。

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

 

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