家族との会話はどのようにしていますか?
カウンセラーのようにアドバイスをせずに
話を聞き切るというのは、至難の技かもしれません。
ですが、傾聴の態度は、家庭円満の秘訣になります。
1.家庭内における傾聴
例えば、テレビを見ている時に話しかけられて、
テレビから目を離さずに返事をしたことはありませんか?
目はテレビを見ているけれど、耳では話を聞いていて、
返事をしているから、会話はできている。
もしかしたらそう思っているかもしれません。
カウンセリングをしていて、
「パートナーから無視されている」
という悩みをきいていると、
「ながら会話」を悩んでいる内容も多いです。
「テレビを見ながらうわのそらで返事をされるのです。
話をきいてくれません。
どうしたらいいのだろうかと思ってしまいます」
このような内容です。
言葉では「話を聞いてくれない」と言っていますが、
その奥にある感情は、
「関心を向けてほしい。
自分を大切にあつかってほしい。愛を向けてほしい。」
という思いであることが多いです。
少しだけ時間をとって、相手を見ながら話をきく。
それだけで、家族関係は円満になっていくことでしょう。
2.あえて会話をする工夫
毎日顔をあわす家族。
だからこそ気がつきにくいこともあります。
不満がたまって、ある日突然思いもよらないことが起きる。
そんなこともあります。
例えば熟年離婚など。
そうならないためにも、家族との会話は大切です。
「〇〇はどうだった?」
「何か不満に思っていることはある?」
「やってもらいたいと思っていることはある?」
色々な言葉で答えられるオープンクエスチョンできくと、
話が広がります。
時には、
そんなふうに考えるんだとびっくりすることもありますし、
参考になるなと思うこともあります。
価値観が違うから、感じ方も違うのだなと
新鮮な気づきもあります。
会話が多いと、違いも含めてお互いのことがわかり、
理解が深まります。
3.解決法を言う前に間を置く
「電灯がつかなくて」
と言われたので
「電球を変えたら?」
と言ったら、相手がひどく不機嫌になったと
話していた人がいました。
特に男性は、すぐに解決法を言ってしまう
傾向があります。
カウンセリングではカウンセラーは、
一瞬「間」をとって、
「なぜそう言うのだろうか?」と考えます。
なぜ「電灯がつかなくて」と言うのだろうか?
電球を変えたらいいのは知っているはず。
そう考えると、電球を変えて欲しいということかな。
愛を向けて欲しいということかな。
と気がつきます。
日常の会話の中でも、一瞬「間」をとって、
「なぜ?」と考えることで、
家族円満になっていくことでしょう。
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