多くの人が一度は考えたことがあるテーマかもしれない。今思えかえせば、大学4回生の就職活動時が最初だったように思う。当時は正直MBAを社内制度で取らせてもらえる企業、将来海外で駐在できる可能性が高い駐在員の多い企業は、私にとってとても魅力的だった。
ただ、海外に住みたいと思ったのは、高校生の時が初めだった。しかしながら当時はサッカーに毎日明け暮れる日々で、学校行事の修学旅行すらサッカー部は参加させてもらえない状況で、英語留学は夢のまた夢だった。友人が1年間の留学切符を手に入れたと聞いたときは、とても羨ましかったのを覚えている。
“働く”と“住む”は同じようで、私の中で少しニュアンスが異なる。“住む”はその土地、文化、人間が好きで生活したいと言った意味合い。“働く”は簡単にいうと、もっと攻撃的だ。そして場合によっては過酷な作業となりえるかもしれない。どんな仕事でも利益を出して儲けなければ、自分が所属する組織は倒産してしまう。また競合企業、同僚、場合によっては上司までもが競争相手となるため、向上心は持ち合わせないといけない。
さて、私はこれまで2年間ではあるが、人材紹介会社のキャリアコンサルタントとして、海外で働く人材や海外で活躍する企業を数多く目にしてきた。そして、これから海外で仕事を続ける限り、もっと多くの人材や企業に出会うだろう。またそのことをとても楽しみにしている。なぜなら自分が知らないことがほとんどであるから。当然、国籍も年齢もバックグラウンドも多種にわたるものであってほしいと願う。
私はこのブログを通して、リスクを取ってでも海外で働きたいと思い、実行する日本人が一人でも増え、その結果多くの日本人が仕事だけでなく、人生においても多いに楽しみ、そしてゆくゆくはそういった人々が島国日本を少しでも良い方向へ導くことを切に願いながら、第1回目のブログの結びとさせて頂きたい。