今回は数学の勉強の仕方について話していこうと思います。
学校の授業、塾での指導、問題集の解説など様々な場面で他人の思考を見ることがあると思います。そして問題の解説を聞くと分かった気になります。
「そうやってやればいいんだ。」「なるほど、そういうことか。」と一時的に納得することがあると思います。
しかし「自分で解答を作りなさい」と言われると、何からやっていいのか分からなくなるってことはありませんか?
それはどうして起こるのか?
それは『理解』と『問題が解ける』というのは同義ではないからです。
そして多くの生徒が陥りがちなミスがここにあります。解説を聞くとわかった気になってしまい、それでテストを受けるために問題が解けないとなってしまうんです。
テストでは『理解していることを再現できるかどうか』が問われます。
ですので成績を伸ばすためには『理解』で終わってしまってはいけません。理解していることをテスト用紙を通じて相手に伝えなければならないわけです。
そこでおすすめするのが『思考のトレース』です。これは解説、解答を辿り、そのままそれを再現するということです。
まるで先生になったかのような気持ちで、さっき知った情報を一年前から知っているかのように使いこなす。
「いやいや、お前さっき一緒に勉強したばっかやん!」というツッコミは置いておいて。
例えば「まずは条件からこんなことがいえて、この定理からこんなことがいえるから、それを元に展開していくと、こういう結論が導けます。」という流れをそのまま再現するということです。
その思考の流れというのを理解し再現することが大切なんです。一回では解答を作ることは難しいかもしれません。そのために反復が必要なわけですね。
そのため、日々の勉強というのは『理解』ではなく『再現ができるかどうか』に焦点をあて取り組んでみることが大切になってきます。
お手本の回答があるのならそれを有効に使いましょう。そして解答をそのまま再現できるようになると、はじめてみた問題でも何となくこうやればいいんじゃないかというのが見えてきます。
たとえ初めて見る問題でも入試にでてくる問題には必ず答えが用意されています。ですが将来必要になるのは解答がまだないものに対して解答を創ることになります。
そのために今は思考の仕方という土台を築いていくことが必要なんだと思います。『思考のトレース』よかったら試してみてください。