男性はステイタスにこだわる人が多いというお話をしました。また高級外車や高級腕時計にステイタスを感じ欲しがる人が多いという話もしました。
でも今の時代、なかなか高級外車や高級腕時計なんて買えるものではありません。そんな欲求がかなえられないとき、人は多くの不安を感じます。
そんな時に人間は自我の本能的衝動をコントロールする防衛機制が働くとされています。
簡単に言えば高級外車や高級腕時計を所有している憧れの人になりきることで自分の中の不安を取り除こうとする心理が働くのです。
例えばタレント○×さんが△■のドラマでつけていた時計やアクセサリーが飛ぶように売れることがよくありますよね。これは自我の本能的衝動をコントロールする防衛機制が働いている一例だと言えます。
この事を心理用語で「同一化（同一視）」といいます。
具体的には、自分の憧れの人と同じものをつけることによってその人と同じ地位を疑似的に確立させ、
自分の中に生じた不安を解消しようとしているのです。この事は男性の欲しいプレゼントに「（ブランドの）実用品」が上位に来る理由とも言うことができます。
男性はステイタスにこだわる人が多いと何度かお話ししました。男性は日頃持ち歩く財布等の実用品をブランド品で身に付けることによって、ブランドを日常的に身に着ける 「お金持ちな人」 に同一化して安心し、さらに他人との優位性を高める事ができる為に実用品が上位に来ていると考えられています。
男性は、基本的にあまり物欲がありません。なので男性に
「プレゼント何が欲しい？」と聞いても「なんでもいいよ」と答えられた経験をもつ人も多いはずです。
周りの男性を観察していただければわかるかと思いますが同じ財布をぼろぼろになっても使い続ける人も少なくありません。
こんな人ほど日常身に付けるブランド品をさりげなく贈ると案外喜ぶ人は多いものです。
今ではブランド品もそんなに売れるなくなっている為か、びっくりするような値段ではなくなってきているので、費用対効果を考えるとおススメかもしれません。