人はどうすれは感動するのでしょうか?
これは木村拓君(仮名)と付き合いはじめた工藤静子さん(仮名)のお話しです。
工藤さんは木村君と付き合い始めて6カ月。 とうとう工藤さんの誕生日の日がやってきました。 「お誕生日おめでとう」と木村君。 |
これは心理学で「ゲイン・ロス効果」と言います。
工藤さんは、自分の誕生日を好きな人に祝ってもらいたかったのですが、「祝ってもらえない」現実に一旦落胆します。(ゲインロス効果のロスの部分)しかしながら木村君は家の前で花束を持って待っていたのです。(ゲインロス効果のゲインの部分)
人間はこの「落差」が大きければ大きいほど感動します。
しかしながらひとつ注意が必要です。
それは一体なんでしょうか?
それは人によって感動するポイントが違うのです。
日本では、蛇口をひねると簡単に飲み水が出ます。
なので日本人はこの事が当然なので感動しません。
しかしながら自分の家に水道がない家に水道を引くとその相手は間違いなく感激します。
上記の例で言うと工藤さんは自分の事を木村君にもっと自分の事を思っていて欲しかった(飢え)ことに対する「落差」が大きかった為に「感動」しているのです。
少し前に、韓国ドラマが主婦層に絶大なる人気を誇った事がありました。
この主婦層の人たちは「純愛」というものに飢えていたから「感動」し「涙」するのです。
またオリンピック等でスポーツ選手が苦労の末にメダルを取ったりした場合に感動する人は多いものです。
これも「努力すること」「苦労すること」を心の中で諦めていたり、忘れかけている人が感動したりします。
もし相手の誕生日プレゼントに感動させたいとお思いの方は、その相手に「感動したドラマ」や「映画、話等」を聞いてみて下さい。
なぜならそこにその人が、心の底で忘れかけていたものや飢えているものが隠れているからです。