デリーからアムリトサルへ。
5月25日の早朝、無事に駅の中に入りました。
駅構内への入り口にはメトロ同様、セキュリティゲートと荷物はX-ray検査のベルトコンベアがあります。
陸橋をわたり、オートリクシャーのドライバーさんが確認してくれた15番線を目指して、
進みますが、駅構内は早朝からものすごい人です。
地べたに座り込んでいる人や何故か線路上を歩いて渡る人も…。
「あぶないなぁ。あんたら、階段って知ってるか?」
トイレが有料のためか
線路に向かって用を足す男性を見かけました。
↑右側の男性。
社会の窓を閉じる瞬間を激写!
レンズは見た!
全てが初めて目にする光景で、緊張や驚きの連続でした。
列車の到着を待つ間、車両の写真撮影をしました。
↓こんな感じ
どれもユニークなデザインです。
でもこれは、彼らにとっては見慣れた日常なのでしょう。
ものすごく長いホームで先頭車両を撮影しに行くだけでもかなり歩きます。
(多分1Kmはゆうに超えるくらい長いです!)
陸橋から撮影したホームです。
人を乗せて運ぶ列車も貨物車も連結されていて、とっても長い車両です。
ホームを歩いていると、日本人が珍しいようで笑顔を見せると微笑み返しをしてくれたり、
手を振ってくれたりします。
女性に対するコミュニケーションは異国ではどうかな?と思っていたのですが、
Hi!と笑顔で挨拶をすると微笑み返しをしてくれます。
とても穏やかな会釈をしてくださいました。
旅行者に対するフレンドリーさをとても感じることができました。
出発時間が近づくとホームの電光掲示板に車両ナンバーが表示されます。
「あっ、やっぱ15番線であってたわ!」
日本語で独り言。
程なくして列車がホームに入ってきたはいいけれど、やはりこれも車両編成がものすごく長いんです。
どうしたものか…。
インデアンレイルウェイズのスタッフもベンチの一角を6人くらいで占領してのんびり談笑してます。
写真とればよかった…。
日本では見られない光景です。
仕事をやる気がないのではなく、働く時は思いっきり働くのですが、暑くて長い一日を乗り切る
マインドフルネスを自然にできているのかな?と思いました。
ーーーーーーーーーーーー
英会話
Do you work here?
(ここで働いてはるんですか?)
I’m looking for my seat.Could help me out?
(自分の座席を探してるんですけど、手伝っていただけますか?)
チケットを見せ、
O,K follow me!
(Ok ついてきて!)
英会話レッスンそのまんまのフレーズがここでも役に立ちました!
ーーーーーーーーーーーー
インデアンレイルウェイズのスタッフさんに、プリントアウトしておいたイーチケットを見せると、
QRコードを端末で読み取り、座席を確認をしてくれます。
ここからは訛りが強く聞き取れませんでしたが、ついていくと、乗務員さんに、
おそらく「このジャパニーズがアムリトサルまで行くから○○座席に案内してやってくれ」
といってくれたのだと思います(笑)
招き入れられ、座席まで案内されます。
ここでいいのか?と確認ができたらまずはバックパックを荷物棚に...。
汚なっ!
埃だらけの、座席上部の荷物棚に乗せるこの抵抗感!
大気汚染の影響か、細かい粒子状の砂埃で荷物棚が汚れています。
バックパッカーだ!ひとり旅だ!
全てを楽しもう!
この規模の掃除は現実的に無理だろうなと思いました。
↑写真中央にご注目ください。
背もたれに足をかけている人がいました。
いいのかコレ!(笑)
私がインドを旅した5月は
選挙期間中で、その影響があるためか、列車の予約が取りづらく、
この日の座席は、ランクが一番低い車両に乗りました。
長距離列車のランクは
1等車両
2等車両
3等車両
2〜3等車は、エアコン有or無というふうに分かれています。
3等車のエアコン無し…。
7時間耐えられるのか心配です!
乗り込んでから出発までは20分あり、座って発車を待ちます。
すると、
黄色いワンピースの少女が近づいて来ます。
彼女は手のひらを私の顔のそばに差し出して、
「お金よこせ」のサインをしてきます。
物乞いです
目を合わさずじっと堪えます。
なかなか離れてくれません。
少し体を動かすと、期待をしてまた顔のそばまで手を伸ばしてきます。
10分くらい粘られました。
彼女はどうやら一人で行動しているようです。
私から「何ももらえない」と判断すると別の人にアプローチを!
物乞いも忙しいようです。
ある意味では、子供の時点で自身の身の置かれ方を自覚し、自立している姿なような気もするし、
いったいこの子の親はどういう思いでいるんだ!
などいろんなことを考えました。
これがリアルな2024年のインドなのか。
その後も出発までの間物売りや物乞いが次々と乗り込んできます。
駅の入り口にはセキュリティゲートがあったじゃないか!
ツッコミどころ満載です。
ですが線路上を歩いている人も多くいたので、おそらくよじ登ってくるんだと思います。
私服のスタッフもいれば座席に座る人に話しかける人、
誰が乗客で、誰がスタッフなのわかりません…。
なんなんだここは..。
定刻通りの出発です。
その時間になると物乞いや物売りが降りていきます。
乗客と乗務員だけになりました。
満席に近い状態です。
私の座席は3列シートですがスタート時点では私一人でした。
東西南北がどちらかわかりませんが、進行方向に対して後ろ向きに列車が進みます。
扇風機は首振りタイプではなく一方向にしか風を送らず、窓からは熱風が入ってきます。
520Kmの旅が始まります。
いざアムリトサルへ!
次回更新では、車内の出来事や車窓の風景写真をアップロードしたいと思います。
ぜひ、読んでください!
くりーむそーだ