「右側の扉が開きます」

遠足の前日、小学生なら眠れないほどワクワクしたことはありませんか?

長年悩まされている不眠も手伝って一睡もできず、おかげさまで寝坊せずに関西空港駅に着きました。

改札を抜けて右に行くことしかなかった私。

毎年の楽しみは、沖縄県に旅行することですが、飛行機はLCCを利用させていただいていました。

 

今回のインドひとり旅ではレガシーキャリアANA便を予約!

1タミなんか入ったの何年ぶりよ?(初めての飛行機に乗ったのは中学生のころ、LCCが普及する前、スカイメイトにて大阪ー東京を移動して以来でした)

 

LCCはローコストキャリアの省略。

非常にありがたいのが、空の便や、空港利用の経験をすることに対する敷居を下げてくれたので、

以前から行きたかったところに行きやすくなりました。

日本で流行ってくれて良かったです!

 

毎年乗っているのは、ピーチアビエーション株式会社(ANAホールディングスの子会社)の飛行機。

成人迎えてから自身で飛行機の予約をして旅の計画をしたのが、30才前半の頃でした。

 

ですが、今回のひとり旅では憧れのレガシーキャリア(エコノミ)を予約しました。

 

関空では、ピーチ便は2T(第2ターミナル)からの出発。

その他レガシーキャリアは1Tから。

ここだけでも、違いがあるのは

2Tにはバス移動、後に増設した搭乗口、滑走路まで行かなければなりません(しかも簡素)。

対して、

1Tは創業時に建設され利用者の動線がよく考えれて作られている印象です。

 

オンラインチェックインを済ませていたので、e-visaや預け荷物の確認のみで、

ゲートを潜って、搭乗まではいつも通り。

待合スペースでアナウンスがあり、搭乗!

まずは関空から羽田に移動。

羽田で乗り継いで、こそこからはインドまで直行です。

 

驚いたのは座席の広さです。

 

機材に乗り込むと見たことない座席シートに驚きました。(前方はプレミアムシート)

エコノミークラスの座席であってもLCCとは違い、前方座席との間隔はかなりゆとりがありました。

500mlのペットボトル1本文の隙間(身長173cmの私)

なんと座りやすい!

↓写真は羽田ーインドの直行便で撮影しました。

USBポートや、タッチ操作ができる座席モニターがついていたり、足元にはグローバルコンセント!

映画や音楽が楽しめるようになっていました。

羽田の出発ロビーでは、

日本人が少なくインド人?がたくさん出発ロビーで待っていたことです。

まぁそりゃそうなんですけど、

ここで改めて、「あぁ、おれ、初めて海外行くんだ!」という実感が湧きます。

 

座席の仕様は若干違いグローバルコンセントがない機材でしたが、「アレ?さっきの飛行機より広い?」

天井が高く、機内のスペースが大きく感じました(気のせいかしら)。

 

「ご搭乗ありがとうございます。入国カードでございます」

「え!これなんですか」

初めての海外旅行と伝えると親切に書き方を教えてくださいました。

同時に、

「初めてでインドですか?またどうして?」と驚かれました(笑)。

 

「いや、時間ができたことで尊敬する人の勧めでパンチきいた国に行ってこいって勧められて…はい。」

経験豊富なCAさんも、初の海外旅行で「インド」はあまり聞かないと言っていました。

 

機内の安全アナウンスが流れ始めました。

LCCではCAさんが各ポジションに立ち、サンプルのベルトや酸素マスクで使用方法を放送に合わせて説明しているのですが、

座席モニターに案内が映し出されます。

 

ほう、これがレガシーキャリアか…。

 

離陸後、飛行が落ち着きドリンク提供がありました。

いや、

ドリンク提供以前にインド人たちは座席に座るや否や通りがかりのCAさんにビールをオーダー。

CAさんは乗客たちと笑顔でコミュニケーションをとりながら、

用事の合間にパッと渡して通常業務に戻る手際の良さと把握の早さ!

 

なんと…!

 

LCC(ピーチ)では機内飲食は有料で、都度払いで機内Wi-Fiを用いてスマホからオーダー。

ピーチは今、おそらく殆どがそのような形でクレジット決済だったように思います。

レガシーキャリアはサービスに含まれているのでおかわり自由の選び放題。

 

「お飲み物はいかがなさいますか?」

「え!?サービスですか?」

「もちろんでございますw」笑われちゃいました(笑)

「すみませんレガシーキャリア乗るのん初めてなんですよぉ。」

「あら!そうなんですね、せっかくですのでたくさん召し上がってくださいね!コーヒーに紅茶、アップルジュース、コーラ、お酒はビールにワインと…」

 

え〜まじかよ!

なんぼあんのよ?

 

エコノミークラスもLCCと扱いはおんなじくらいかと思いきや、

全然違いました!

 

「スナック菓子もございます」

 

ちょー待って!これサービスでこんだけあるわけ?

 

焦る私。

とりあえずトマトジュースと2回目のオーダーはコーヒーを。

その昔、

1970年代初頭にLCCができたそうで、背景には第四時中東戦争やオイルショック諸々で世界的な大不況がなんちゃらで、これまでの在り方では乗客は減り、各航空会社が苦戦。

そして自主的に割引などの施策をしていたそうで、

のちに航空規制緩和に伴いレイカーエアウェイズというイギリスの航空会社や、アメリカのエア・フロリダという航空会社など次々と格安航空会社を立ち上げては姿を消すの繰り返しで…。

 

しかし業態は世界中で需要があり、今もLCC文化が根付いていますね。

 

恩恵に預かりLCCを利用し空の旅を経験できたことは非常に良かったです。

しかし、LCCしか乗ったことのない私にとってANAは驚きの連続でした。

 

「その2」では機内食についての旅レポを書きたいと思います。

 

そうそう、

日本の無塩・無添加のトマトジュースに慣れていると、インドのトマトジュースは多分びっくりします。

どうびっくりするかは飲んでみてからのお楽しみです!(笑)

 

 

くりーむそーだ