カウンセリング時に時々ある不可解な
症状の訴え。

アレルギーではなくても、
特定のものの飲食後に不快な症状が起こることがあります。

その多くは食べ物の成分をうまく処理できないことによる「食物不耐症」が
考えられます。

代表例を4つ。

自分の体質と相談して代替の選択肢の検討や摂取の仕方を工夫していきましょう。





【乳糖不耐症】
牛乳アレルギーじゃないのに、
牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするなら乳糖不耐症が疑われます。

乳糖不耐症は、牛乳に含まれる乳糖(ラクトース)を消化できないことで起こります。

乳糖は、小腸が分泌するラクターゼという酵素で分解されます。
このラクターゼの不足や活性の低下で乳糖が分解されずに大腸まで届くと浸透圧が高まり、大腸内の水分量が増えます。
また、腸内細菌が乳糖を分解するとガスも発生。下痢、腹痛、腹部膨張などの症状が出ます。

乳糖は母乳の栄養素なので、
乳児はラクターゼの分泌量が多いです。

成長して母乳に頼らずに済むようになると、ラクターゼは作られなくなります。
これを「ラクターゼ非持続性(LNP)」という。日本人を含むアジア人の95〜100%はLNPであり、乳糖不耐症を起こしやすいです。

人類が中東あたりで酪農を始めて牛やヤギなどの乳を飲むようになると、成人になってもラクターゼを作り続ける体質が出現。これを「ラクターゼ持続性(LP)」と呼び、欧米を中心に全人口の約3分の1を占めます。

LNPでもお腹がゴロゴロしないタイプは、おそらく大腸内の腸内細菌による乳糖の消化がスムーズに進んでいる可能性が高い。乳糖不耐症でも、温かいミルクやカフェラテを少量ずつ飲むようにすれば、
お腹を下さずに済むこともあります。


【亜硫酸塩不耐症】
ナチュラルワインを好む方も多いのではないでしょうか?
理由の一つに、通常のワインに添加される「亜硫酸塩(二酸化硫黄、SO₂)」への不安があります。

ワインのラベルには、
添加物として「酸化防止剤(亜硫酸塩)」という表示をよく見かける。
“硫酸”や“硫黄”と聞くとちょっと身構えたくなるけれど、
亜硫酸塩は数千年前にワイン造りを始めた当初から添加されている天然由来成分です。
酸化防止のほか、殺菌作用もあり、ワインの品質を保つために欠かせないとのこと。

この亜硫酸塩の摂取で、
じんましんや下痢が起こるケースもあります。
亜硫酸塩を体内で十分処理できないことによる亜硫酸塩不耐症です。

亜硫酸塩不耐症を疑うワイン好きなら、
亜硫酸塩を含まないナチュラルワインを選択する手段があります。
ただし、添加しなくても、ワインの発酵プロセスで自然に亜硫酸塩は生じるため、ナチュラルワインでも、亜硫酸塩不耐症が起こる可能性は否定できません。

また、
赤ワインを飲むと頭痛がするタイプは、
亜硫酸塩不耐症ではなく、
ワインに含まれるヒスタミンによるものかもしれません。
赤ワインは白ワインの3〜4倍ものヒスタミンを含む。
ワインのヒスタミンは、
後述するヒスタミン不耐症のようにアレルギーに似た症状を起こすほどの量ではないけれど、ヒスタミンに血管拡張作用があり、頭痛を誘発しやすいです。

【カフェイン不耐症】

集中力を高めるため、
コーヒーや緑茶を
1日何杯も飲む人もいるのではないでしょうか?
コーヒーや緑茶などに含まれるカフェインは、脳
に働いて覚醒を高める薬理作用を持ちます。

カフェイン飲料が手放せない人を、
俗に「カフェイン中毒」と言われます。

それはアレルギーではなくワーカホリックかカフェイン依存症、
なかにはカフェイン摂取で
頭痛や不眠、心拍数の増加、不安などの症状が出ることも。
これらはカフェイン不耐症。

カフェインの薬理作用は強力だから、
不耐症でなくても摂りすぎは禁物。
日本ではカフェイン摂取量の上限は設定されていないが、🇨🇦では成人は1日のカフェイン摂取量を400㎎までに抑えるように注意喚起されています。
これは、コーヒーならマグカップ約3杯に相当。

エナジードリンクにはコーヒー並みにカフェインを含むものもありますし、
緑茶のなかでも玉露はコーヒーの2.5倍前後のカフェインを含んでいます。

摂取後、体内のカフェイン濃度が半分になる半減期は4〜6時間ほどだから、
摂取の間隔を空けるように意識することも大事です。

以上は過剰摂取による弊害ですが
カフェイン不耐症の人はカフェインへの感受性が高いため、健康な人では反応を起こさない少量のカフェインでも症状が出る。自らの上限量をわきまえて、適量を摂取する様にしましょう。


コーヒーやお茶には、抗酸化作用などの健康効果もあるけれど、いずれもカフェインを多く含む点には留意が必要。飲料以外でも、チョコレートなどにもカフェインは入っています。


【ヒスタミン食中毒】


焼きサバやマグロの刺し身を食べてしばらくすると、カラダが痒くなったり、じんましんが出たりすることがあります。

魚類の成分がアレルゲンとなる魚アレルギーの場合もあるが、ヒスタミン不耐症(ヒスタミン食中毒)の恐れも。

ヒスタミンは、
痒みやじんましんといったアレルギー反応を招く炎症物質の一つ。
マスト細胞のIgE抗体にアレルゲンがくっつくと、マスト細胞内のヒスタミンが放出されて、多様なアレルギー反応が出ます。

マスト細胞が放出しなくても、
ヒスタミンを多く含む食品でアレルギーに似た症状が出ることもあります。

それがヒスタミン不耐症。一般的に、100g中に100㎎以上のヒスタミンを含む食べ物で起こりやすい。

魚類には、ヒスタミンに変わるヒスチジンというアミノ酸が多く含まれます。

海中にはこのヒスチジンをヒスタミンに転換する産生菌が存在しているため、魚類にはヒスタミンが蓄積しやすいです。

そして鮮度が悪くなるほど、
ヒスタミンは溜まりやすくなります。
加熱しても分解されないので、鮮度が落ちた魚類は煮ても焼いても揚げてもヒスタミン不耐症を起こす。

もし新鮮な魚類を食べた場合でも
同様の症状が何度も表れるなら、
魚類アレルギーの恐れもあるから、
早めにアレルギー専門医の診察を受ける事をおススメします。

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