志望校を決めてからは別室登校の登校日数もほぼ毎日になり、少しずつ朝早く起きられるようになりました。






受験当日に向けて不安が湧き上がってくると、私に全部話をしてきました。







最寄り駅から学校まで迷ったらどうしよう。

学校に着いて、試験会場の場所がわからなかったらどうしよう。

忘れ物したらどうしよう…

1人が不安。誰かと一緒だったらよかった…








一つずつ聞いて、受験が初めてなんだから不安はみんな一緒。不安が少しでも減るように過ごそう。とリラックスを心がけました。







普段は別室でなんでも対応していた学校も、受験に特別対応はありません。

わからなくても迷っても、自力で進むしかありません。







お昼もお腹痛くならないように、好みの物を。

筆記具も、受験票も、勉強に使った本もかばんに入れ、ICカードに現金に…完璧に一緒に準備しました。








「十分勉強もしたし、何より早く起きれるようになった!

あとは試験会場に着いたら何とかなるから、大丈夫!」そう伝えました。







当日は玄関先で送り出す予定でしたが、やっぱり高校の最寄り駅まで来てほしい、との事でついていきました。








リラックスするためのイヤホンを用意していたけど好きな曲を聴くこともなく、会話もなく向かいました。

高校の最寄り駅に着くと「ここからは頑張って行く」と1人歩いて行きました。







かなり緊張していましたが、受験に向けて娘なりに一生懸命に頑張ってきた時間がきっと力になってくれるはず。








娘が帰ってくる夕方まで「今どうしてるかな、お昼食べられたかな、大丈夫かな」と気が気でなかったのですが、帰ってきたら美味しい物で迎えようと夕飯作りに気持ちをもっていきました。







夕方、無事に帰宅し、夕飯を食べながら報告をしてくれました。

高校の門の前に先生がいて案内していたからわかりやすかったこと、席にも迷わず座れたこと。

トイレ休暇長かったから安心できたこと。

試験は過去問題集より難しくて泣きそうになったこと!などなど。

いつもは先生や友達が一緒だけど一人でよく頑張ってきました。








受験はどの子にとっても大変だけど、不登校を経験した娘からすると何倍も大変だったと思います。本当によく頑張ったね。