中学最後の学校行事も、みんな楽しそうに準備している様子が伝わってきました。








きっと、今年も娘は見学して終わるんだろうな…と参加への期待はしていませんでした。









普段教室に来ていない子が学校行事だけ参加するのは勇気のいることです。








別室の友達は運動会にはできる範囲で参加するようで、娘も誘われましたが断っていました。









そして運動会当日、私は「行事を見学する娘を見学する母」というスタイルでいきました。









娘が楽しそうに見学している姿を見られたら、いいか!という気持ちで。








なので、のんびり学校へ向かいました。








校門で受付していると、先生が私に声をかけてきました。








「お母さん、娘さんに会いましたか?

競技に出るから、お母さんに言いたいと探してましたよ!」









なんですって?!









状況が理解できないまま、とりあえず娘を探す。









するとハチマキ巻いてジャージ姿の娘が友達と歩いてきました。










話を聞くと、みんな競技に参加していくのを見ていたら、自分もやりたいって思って。









さっき先生に私も出たいです。って言ってきた!











誰かに無理やりやらされるのではなく、自分の気持ちで参加を決めた娘。








緊張はしてるけど、すごく良い表情をしていました。








「やっぱりやらない」とは絶対言わないだろう、とも感じました。









そっかそっか、自分で決めたんだね、応援してるね!









と見送りました。









そのあと、いつも世話になる副担任の先生にも会えました。







先生も、驚いていましたがプレッシャーにならないように声をかけ、競技に参加できるように調整してくださったそうです。









競技はリレー。










運動が苦手で、みんなの前で走る運動会でも1番嫌いだった種目。









走る事が苦手、大勢の前で恥ずかしい、怖い。







転んでしまったらどうしよう。みんなに自分だけ応援されなかったら…









それでも、「私も挑戦したい」









その気持ちが娘の中で勝ったのだと思います。








そして、少なくとも別室の友達はいること、教室にも娘を待ってくれている子がいること。







どんな時も娘を支えてくださる先生方の力も大きかったと思います。