宇治・萬福寺 | azukiのブログ

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9月8日 自宅から京都の宇治市へ
京阪・黄檗駅まで2時間少々
(1つ先の宇治駅に平等院があります。って後から気づく にひひ )

初めての降りる駅。

手書きの案内のお陰で迷わず行けて助かりました。

待ち合わせのJRは 走る人 すぐ近くです。









おうばく駅


行き先は、黄檗山・萬福寺へ



☆黄檗宗の教え

黄檗宗では、人は生まれつき悟りを持っているとされる「正法眼蔵」という考えがあります。

その真理にたどり着くためには、自分自身の心に向き合うことであるというのが黄檗宗の教えです。

黄檗宗を含む禅宗は、自分の心の中に存在している阿弥陀仏に気づくことが根本的な目的で、そのために必要なのが「坐禅」だとされています。

また黄檗宗では「この世の中に存在するのは心だけで、目で見えるすべての物事や起こる現象は、心の働きがもたらしたもの」という「唯心」の教えを大切にしています。

そのため、私たちの心の中にこそ阿弥陀様がおられ、極楽浄土を見出せるとされています。(サイトより)





この辺りは、宇治茶発祥の地だそうです。



萬福寺は、中国福建省から渡来した隠元禅師(いんげんぜんし)が、後水尾法皇や徳川家四代将軍家綱公の尊嵩を得て開創された寺院です。
黄檗宗の大本山です。
(パンフレットより)


いんげん豆も、中国から持ってきた野菜の1つ。




寺院は、全体に龍を表しているそうです。


眼を表す井戸があります。




総門
(瓦の上には魚類の王様!乗ってます。
マカラというそうです。)


こちらのお寺は写真OKです。





とても広い伽藍でした!


建物、回廊、額、れんなどが重要文化財に指定されています。





石條(せきじょう)
右側は、龍の背の鱗をモチーフ化したもの。
中国では龍文は天子・皇帝の位を表します。

左の写真は龍の鱗を表しているそうです。













蛇腹天井
黄檗天井ともいい、龍の腹を表しています。
本堂のほか、法堂、開山堂の主要建造物の正面一間分の軒下の垂木は丸く、かまぼこ型をしている。





「萬福寺」額 隠元禅師の書











三門を過ぎて真っ直ぐ天皇殿(てんのうでん)

お寺の玄関(中国では一般の建て方)だそうです。

布袋尊、韋駄天、四天王がお祀りされています。





布袋尊

実在する人物を神格化された、唯一笑い顔の仏様。

度量の広さ、正しい行動をすること、清い心を持つことを意味します。

粗衣で、いつも大きな袋を持ち歩いていてその袋には施しを受けたものを入れていた→「布袋」の語源


布袋さんの袋は、お布施によって大きくなったことから、人々の感謝の気持ちや慈悲の心が詰まっていると言われます。


「大量」を意味する七福神とされます。(大量とは、度量の広さのことで、どんなことも笑って許す心の広さ、人望を意味すると言われます。)


ご真言は、オン マイ タレイヤ ソワカ
(弥勒菩薩様の生まれ変わりだと考えられ中国では特に福をもたらす神と言われます。)


日本最古七福神のお寺で、毎月8日に布袋尊(弥勒菩薩)のご縁日として「ほていまつり」を行っているそうです。


布袋尊のことを知ることができました ニコニコ




韋駄天(いだてん)

寺院の伽藍を守護する神

庫裡(くり)に祀られているが、捷疾羅刹をも凌ぐ極めて速く走る神であり、盗難除けの神としても尊崇されている。


滋賀県のお寺にいらしたカッコいい韋駄天さんのことを思い出しました!



韋駄天とは、お釈迦様や仏道修行者のために方々を駆け巡って食物を集めたという話があり、そこから転じて、食事を用意してくださった人に「韋駄天のように馳走して食事を用意してくれてありがとうございます。」という感謝の気持ちから「御馳走さま」という言葉が生まれたそうです。

増長天の八大将軍の1人
※増長天とは四天王の1人
須弥山の中腹に住し南方世界を守護する神
(像は赤色で甲冑 をつけ、右手に鉾 (ほこ)を持ち左手を腰に当てた姿)


韋駄天は仏法の守護神。(バラモン教の神)
※南方増長天の八将の1人で四天王に属する三十二将の長である。

速やかに邪神を降伏させる。

釈迦が涅槃のとき仏舎利を盗んだ捷疾鬼(しようしつき)を追ってそれを取り戻した説話があり、足の速い神とされ〈韋駄天走り〉足の速い人のたとえにされる。

 
捷疾鬼(しようしつき)
起源はインド古代神話に登場する鬼神ラークシャサ。
夜叉と同様に自然界に棲み人を惑わし喰らう精霊のことであった。

涅槃図に絵描かれているみたいです。

仏教が広く伝播した後は、仏法を守護する鬼神と考えられ、夜叉とともに四天王の一である多聞天(毘沙門天)の眷属として位置付けられている。




四天王
















左上は、鬼界の衆生に施す飯を乗せる生飯台(さばだい)です。

お魚の形をした魚梆(かいぱん)は、木魚の原型。
日常の行事や儀式の刻限を報じる魚の形をした法器のことです。

雲の形の雲班(うんぱん)は、お堂への出頭を促す合図を促す鳴物。







大雄宝殿(だいおうほうでん)

最大の伽藍の本殿。
日本で唯一のチーク材使用の建造物
本尊は釈迦牟尼佛、脇侍は迦葉、阿難の二尊者。
両脇に十八羅漢像を安置。
正面入口は魔除けとされる桃の実の彫刻を施した「桃戸」、左右に円窓。







十八羅漢(明代寺院の形式)が周りに。


写真はお釈迦様の息子さん
羅睺羅尊者(らごらそんじゃ)です。

いつも自分の中にはお釈迦様がいらっしゃる。という姿を見せている像だそうです。





卍の高欄が美しく中国を思わされます。
太陽の光で影が床に写し出されるところも見たかったですね。






日差しが強く暑い日でした。



帰りの駅のホームで
龍神総宮社の看板が。
前に気になっていたところかな?

次に続きます。 走る人