最後は、お昼をはさんで10分程で着きました。
西国三十三箇所
和歌山市紀三井寺
第ニ番札所 : 紀三井山・金剛宝寺
ご本尊・十一面観音(千手観音)
楼門
登りより降りる時に雨で滑りそうでした。
本堂内陣拝観終了まで残り10分 でしたがゆっくりと拝観できました。
薬師如来坐像、珍しい塩薬師観音像。
ご本尊お前立ての十一面観音像と千手観音像をひとりスコープで見ていたら、僧侶の方が2020年にご開帳があり、十一面観音像と、藤井寺と同じように千本の手があるご本尊ですと説明して頂けました。
他に梵天像、帝釈天像、毘沙門天像にお逢いした記憶が無い
機会があれば、次の秘仏ご開帳に参拝できればお逢いしたいです。
こんなところに狛犬 可愛いです
紀三井寺三井水(吉祥水・清浄水・楊柳水)は、環境庁が発表した「名水百選」に選ばれているそうです。
紀三井寺の山門をくぐって急な石段を昇ると、右手に清浄水が見られます。
波切不動明王様にもご挨拶。
桜の名所で有名だそうです。
※重陽の節句
「菊慈童」の伝説です。
昔中国に周という国がありました。そこの国王には「慈童」というお気に入りの召し使いがいました。
ある日、慈童は掃除中に国王の枕をまたいでしまったのです。
当時の中国では王様の枕をまたぐ行為は重罪にあたり、慈童は山の奥深くに追放されてしまいました。
そんな慈童を不憫に思った国王は、こっそりと慈童に釈尊から賜った観音経の一部を渡しました。
山に追放された後、慈童は国王から授かった経文を忘れないようにと菊の葉にしたためたのです。
すると不思議なことに、その経文が記された菊の葉に落ちた雨露が長寿を授ける霊薬となりました。
菊の花には、昔から寿命を延ばす力が宿っていると考えられており、観賞用だけではなく薬草や食用にされてきました。
古来から菊は霊力を持った植物と考えられ菊の露で体を清めることで菊の霊力に加護され若返ることができると言い伝えられていました。また、菊の花をお湯に浮かべ身体を清めることや枕に入れて邪気払いをする風習もあるようです。
本堂前にある「植物季節観測用標本」のソメイヨシノ。
関西の桜の開花宣言などの判断基準になる樹なのだそうです。
バスツアーに参加する前にもっと下調べをして行くようにしようと思いました。
何度か申し込んであるので行くまでには
ご縁があり参拝できましたことに感謝します。