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本堂 室町時代・重要文化財
福井県小浜市神宮寺30-4
拝観料400円
(事前に申し込むとご住職の講話が聞けるそうです。)
誰もいなくて静かに参拝できました。
※七堂伽藍二十五坊を有していた時代もあったが、豊臣秀吉の時代に寺領没収に遭い、さらに明治時代初頭の廃仏毀釈により衰退したとされる。
この若狭神宮寺は、境内の中にあった若狭彦神社の奥宮が破壊されて神宮寺本堂が残された稀有な例である。
この若狭神宮寺は、境内の中にあった若狭彦神社の奥宮が破壊されて神宮寺本堂が残された稀有な例である。
本堂は神社のように注連縄に御幣があります。
中央に薬師如来坐像(ふっくらとした優しいお顔、存在感たっぷり。藤原時代)
両側に日光月光菩薩像、その前に十二神将(鎌倉時代初期)
左側に、美しいお顔の十一面千手観音像 と不動明王、多聞天像。
寺院の本堂内では二拍一礼で仏像に向かってお参りしたあと般若心経を唱えました。
静かで川の水の流れる音が心地良くて、ずっと座っていれそうでした。
白い装束で身を包んだ僧侶が松明を掲げて鵜の瀬に進み、若狭神宮寺の住職が東大寺の「若狭井」に向かって送水文を読み上げ、邪気払いをしたのち後御香水が遠敷川へ注がれ、同時に一斉にほら貝が鳴り響くのだそうです。そして流された御香水は、10日かけて東大寺二月堂の若狭井へ届くと言われています。
(若狭の遠敷明神が「鵜の瀬」より地下を潜って東大寺に閼伽水を導かせた。)
御朱印を頂き、仁王門 (鎌倉時代末期再建) のことを聞いたので行ってみました。