【迷走2:他の代替療法を探す】
他にどのような方法があるか、同時に自分自身で何ができるか、ネットや本で調べた。
治療法
鍼灸/整体/カイロプラクティック/オステオパシー/ホメオパシーなど
民間療法その他(食生活/運動/重曹/クエン酸/電磁波対策⋯)
参考にした書籍
- アンドルー・ワイル「癒す心、治る力〜自発的治療とは何か」
- ロバート・C・フルフォード「いのちの輝き〜フルフォード博士が語る自然治癒力」
- リズ・ブルボー「自分を愛して!〜病気と不調があなたに伝えるからだからのメッセージ」「〈からだ〉の声を聞きなさい」
- 梯谷 幸司「本当の自分に出会えば、病気は消えていく」
- 永井 峻「首ポンピング」「おなかもみ上げ」他(セルフケア本)
- 宮城旺照「首わしづかみ〜脳脊髄液を流しなさい」
- 木野村朱美「イラストでわかる疲れないカラダの使い方図鑑」
- 甲野善紀と甲野陽紀の不思議なほど日常生活が楽になる身体の使い方(DVD付き)
上記の書籍などを参考に、私が選んだ治療法は「オステオパシー」である
【迷走3:オステオパシー】
オステオパシーは、アメリカ発祥の自然医学(概念)
- 全身を一つながりと考えて治療する
- 自然治癒力を最大限に生かせる身体に調整する
- 人間の自然治癒力を最大限に活かした医学
- 施術方法:頭蓋仙骨療法など
結論から言うと、2つのオステオパシー医院に通ったが完治しなかった。どちらとも初診の段階で「こんなにひどい例は初めてだ」と困惑されたが、力は尽くしてくれたと思う。
1つ目の治療院に通い始めて1ヶ月経ったころ、痛みが増して仕事ができない状態になり、努めていた会社を退職した。こんな状態になるまで我慢して仕事を続けたことを、ものすごく後悔した。しかし最大のストレスだった「仕事」を辞めたことで、病状は改善するだろうとポジティブに考えることにした。
期待もむなしく、それから2ヶ月後に「これがここでの治療の限界」と宣言され、別の治療院を紹介された。もちろんこれも自費診療だし、今まで以上に高額な治療費がかかってしまう。それでも、治るなら⋯「治ったら何でもできる!治ったら取り戻せる!」と、将来のためにコツコツ貯めてきた貯金で生活費と治療費を捻出し、諦めずにできる限りのことを試すべきだと考えた。
2つ目の治療院でも「どこまで治せるかはわからない」というところからスタート。途中で何か原因が探れたようで「治せる!」と言われた時には、家族と一緒に喜んだ。しかし残念ながら、思うようには進まない。「今日の調子は?」と毎回聞かれるたびに、こんなに一生懸命治療してくれている先生に対して、治らない自分に罪悪感を感じるようになる。「こんなに色々試しているのに、どうして治らないんだろう」と、どんどん自分を責めるようになる。
勧められた専門家による電磁波対策までしたが、その効果がわからない。私だけではなく、患者たちがなかなか治らない原因が「5G」だとすると、それを防ぐ手段はないに等しいって!? じゃあ、治らなくても一生通い続けるのか(それでは根本的治療ではなくて、対症療法でしかない)。
どんな人でも、その前にお金が尽きてしまうだろう。そもそも低収入の自分が本当はこんな頻繁なペースで通える治療方法ではないのだが、それは治療する側の頭の片隅にもない問題かもしれない。
あれ?なんか私、迷走しすぎている⋯STOP!
私の不安は当然、先生に伝わっているだろう。しかし逆に先生の苛立ちや焦りみたいなものも、伝わってくるのだ。こうなったらもう、治療は続けられない⋯
(続く)