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新興国債運用

 BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)などの新興国の国債で運用する投資信託への資金流入が急増している。背景には、4月のペイオフ全面解禁、0%に近い預金金利、10年国債利回りが日本の1%台に対して新興国は4-10%程度と高いこと、円高傾向が一段落したこと、などがある。

 さらに、04年の高額納税者のトップにタワー投資顧問会社の清原達郎運用部長(46歳)がなったことも、投資信託への資金流入を加速させるきっかけになるのかもしれない。日本の個人金融資産1400兆円を有効活用して、日本経済や世界経済の発展に役立てるよう知恵を出したい。

(推薦書籍)
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