1・画角と視円錐

 

 

 

人間の見える視野の範囲は

 

垂直:約120度

水平:約200度

感覚的な視野角度:約50~60度

ピントの合う視野角度:約1~5度

 

 

 

立体的な人間の視野、視円錐と呼ぶ。

 

視点から円錐の底の面、それがフレーム部分と当てはまる。

これが人間の標準的な視野角、60度の視円錐となる。

 

 

 

こちらは90度の視野角、視円錐。

60度と90度を比べ、上から見たもの(下図)

 

 

90度の視野から見た世界。

「広角レンズ」気味の画角。

 

右下にある立方体が、違和感のある形に見える。

(パースの理論値上は合っているもの)

 

90度視円錐の中に収めるようなイラストにした方が、

絵としては整ったものになる。

 

 

 

60度視円錐で見た画角。

 

先ほどの立方体(右下)は見えなくなってしまうが、

割りと矛盾なく、無理のない見た目に収まる。

 

 

問題はいかに、90度、

または60度の視円錐の中に収めるのか???

 

 

 

それには、先ほどの対角消失点が使える。

 

 

90度の視円錐は、

対角消失点の北東(45度)と北西(45度)と同じなので、

 

 

 

90度視円錐の、左右端と一致する。

よって、それよりも対角消失点をフレームより外に出せば

90度以下の画角で絵を描くことが出来る。

 

 

60度視円錐は、90度の約半分と考えればよい。

(フレームが 1:1.7 対角消失点)

 

詳細は次の記事で。