青天の霹靂〜卵巣がんになっちゃいまして〜 -2ページ目

青天の霹靂〜卵巣がんになっちゃいまして〜

平凡な中年女性が突如卵巣がんに。
同じ病気の疑いがある人、前そうだった人、現在進行形の人へ情報共有できればと思っております。
時々推し活っぽいことも書くかもです。

す中学時代、あるアーティストのファン同士だったのがきっかけで、同じクラスのミクちゃんと友達になった。

中2で初めてライブに行き、ミクちゃんと「絶対目が合ったよね!」なんて盛り上がった。

私達は同じ高校を受験し、私は受かって、ミクちゃんは落ちた。
当時はまだポケベルすらなかったので、ミクちゃんとは文通をすることにした。
新曲について、ラジオ番組についてなどを手紙に綴っていたが、高校生活についてはお互い書かなかった。

勉強や部活に時間を費やしていくうちに、手紙を出す間隔が段々と長くなっていった。
同じ頃、同級生がそのアーティストのファンとわかり、私はその子とライブに行くようになった。
そして、ミクちゃんとは完全に連絡を取らなくなった。

ミクちゃんから自宅に電話が来たのは21歳の夏だった。
私は大阪の大学へ通うために地元を離れていて、たまたま夏休みに帰省していた。

携帯電話が普及してからミクちゃんと連絡を取ったことがなかったので、卒アルを見て家電にかけてきたのだと思う。
同じく中学の同級生だったアキちゃんと一緒にごはんに行くんだけど、一緒にどう?というお誘いだった。

たまたま実家に帰ったタイミングでのお誘い。
これはきっと偶然じゃなくて神様が「ミクちゃんとまた仲良くしなさい」とチャンスをくれたんだと思った。
普段出不精な私だったが、「行く」と即決し、大阪に戻る前の日の夜に約束を取りつけた。

ミクちゃんは中学生の頃と変わってなさそうで変わっていた。
癖っ毛だった髪はアイロンで綺麗に巻かれていて、少し出ていた前歯は矯正されていた。

私が中学の時に片想いしていた男の子の浮気相手になっているらしかった。
そして、プロポリスを売っていた。

【プロポリスとは】:プロポリス(Propolis)は、ミツバチが樹木から集めた樹脂や植物の芽に、自身の唾液(酵素)を混ぜて作る粘着性の物質です。
ギリシャ語で「敵の侵入を防ぐ都市(城壁)」を意味し、巣の隙間に塗って殺菌・抗菌・コーティングを行い、巣内を無菌状態に保つ天然の防衛物質です。
強い抗菌・抗炎症作用があるため、健康食品や喉飴、スキンケア製品に利用されています。 (AIによる要約)


「プロポリスはね、すごく健康にいいの」
「中でもこのプロポリスは質がすごく良くて、なのにこの値段は安い方だよ」
「まずは一括で仕入れて、それを他の子に売ってくれたら、みちるちゃんのランクが上がるからその分お金が返ってくるよ」

なんてことはない、ネットワークビジネスの勧誘だった。
申し訳程度に大学生活について聞かれたが、私の近況などには全く興味がなかったようだった。

「そっか」

ミクちゃんは、プロポリスに詳しい先輩を呼びたいと言ったが、もう帰らないといけないからと断った。
そして、私はプロポリスに興味はないし、紹介できる友達もいないし、購入するお金もないと伝えた。
携帯番号の交換をすることもなく、その日はお開きとなった。


ミクちゃんもアキちゃんも、それ以来会っていない。
2人は私のことを覚えているだろうか。
プロポリスは未だに買ったことはない。



………はい。
なんだ急に?って感じですよね笑

こちら、とあるコンクールに応募しようと思って執筆していたのですが、求められてる内容と全く違う方向に話が進んでしまったためボツにしたもの泣き笑い
コンクールでは文字数制限があったのでもっと短かったのですが、そこから加筆修正を加えております。
せっかくなので、ここで皆様に読んでいただければと…