日本では、治験はGCP、臨床研究は倫理指針に基づいて行われているが、アメリカでは治験も臨床研究もGCPだから、同じ研究でも質はマチマチである。

有名ジャーナルに取り上げられる数をみても、日本の臨床研究に関するものは少ない。基礎研究では、そこそこの位置をキープしていても、真のトランスレーショナルリサーチ実現はまだまだ遠いような気がしている。

すっかり遠のいていました。すみません、忙しくて…というのはあんまり理由にしたくありませんが、無理をしない程度に気にかけていきたいと思う次第です。

反省文はさておき…


CROでモニターをやっている知人とご飯食べたときに言っていた言葉がどうも頭に引っ掛かっている。

院内CRCにはなんにも求めていない、こっちが言ったことさえやってくれればいいんだと。
まあ、モニターの気持ちはわからないでもない。院内CRCを持ち上げてなんとか乗り切ろうとしているモニターはよくみかける。

要するに、CRCのレベルが低すぎるということだろう。CRCに限らずモニターもそうだが、個人のレベルがピンキリなんだと思う。確かに、EDCの入力が一人でできずモニターと一緒に入力しているCRCや、国際共同で英語のFaxの意味がわからないとモニターに文句を言っているCRCがいると聞いてびっくりした。

もしこれが本当だったら、モニターから最低限のことだけやってもらえばと言われてしまっても仕方がない。

日本では、あり方会議や薬理学会でCRC関連の発表も目につくが、CRCのレベルは本当に向上しているんだろうか…と考えてしまった一日であった。

朝起きると喉が痛くて調子が悪いと感じているこのごろ。

のどの乾燥予報「のどカラ2 予報」っていうのが10月19日から、キャンディ「キシリクリスタル」のホームページ上でスタートするそうだ。インフルエンザや風邪が流行しやすい気温や湿度などの気象条件、大気の乾燥とのどの乾燥の相関性の情報をもとに予報を出すという。


今年は、新型インフルで騒がれていたが、本格的な流行シーズンが近づいてきた。

ワクチン接種も新型ワクチンの優先順位などが発表され、混乱も予想される。


なんだかこの年末もいろいろ慌しそうである。

やめてほしい行動をやめさせるには・・・組織の中にいると常に付きまとう問題である。

プライアという人が1998年に、


抹殺法

嫌子法

消去法

対立行動法

合図法

他行動法

動機法


と定義づけをしている。

コーディネーターというと女の世界といわれているので、自分はつい問題行動が生じていても無視する(消去法)の立場にたつほうが楽だと感じてしまう。わざわざ、荒波の中に飛び込んでいく勇気はない。(笑)

本当は、問題行動をする動機付けを変えてあげること(動機法)ができるのであれば、それがいいのかもしれないが、問題行動を起こしている人ほど自分が正しいと思っていることが多々あったりして、とても難しいことだと思う。


女性の世界というのは、ある意味男性の世界よりもドロドロしているように見える。

コーディネーターとは調整役である。
大学病院など大きな施設では、治験コーディネーター自らが治験薬の点滴を行ったり検査を行ったりしているが、SMO所属では派遣法の関係で医療行為ができない。ただ、それでもSMO所属コーディネーターは、大きな病院であっても業務を行っている。

大きな病院でのコーディネーターは、本来調整役であるからテリトリーである医師との調整も依頼者にお願いするところがあるらしい。

スタートアップの調整や医師とのアポイント取得などは依頼者がやるのが当たり前というところがあると聞いてびっくりした。

コーディネーターという仕事がわからなくなりそうになる。