思い出話 | 戯言cafe

戯言cafe

好きなことを好きなように。

実家で飼っていた犬が亡くなって、もうじき1年経ちます。

離れて暮らす時に散々泣いたので、最期を看取れなくて

実感がわかなかったときも

たまに実家へ帰って居ないことを認識しても、そんなに悲しくはないです。


ただ、年で目が見えなくなり、耳が聞こえなくなったのち、

私のことが分からなくなった時が一番辛かったでした。


子犬のころからずっと一緒で、本気でケンカしたり

のんびり河原を散歩したりしたのに・・・。


毎日世話をしている両親のことは分かるようでしたが、

たまにしか会わなくなった私のことは分からなくなってました。

頭をなでようとしておびえられる日が来るなんて、

思いもしませんでした。


自分より先に居なくなる覚悟はしていましたが、

忘れられる覚悟なんて・・・していませんもの。


家で雑事を片づけている時、理由もなく突然襲ってきた悲しみと痛みが、

トム(犬)の亡くなった時間と一致したことが分かったとき。

最後の最後で思い出して会いに来てくれたと思っています・・・。