○1 閑静な住宅街の公園
一人の男がベンチに座っている。
男はベンチに座ってうなだれている。
男の名前は杉下武雄(34歳)
○2 彼の回想~数時間前~
~社長室にて~
社長「君の上司から聞いた話では君はもううちでは雇えない」
武雄「そんな、何かの陰謀じゃ」
社長「出て行きたまえ」
不気味に笑う武雄の上司。
○3 戻り
武雄「(何で解雇なんだよ、俺は何もしてない。何故だ」
ふと前を見ると、小学生の子供がアタッシュケースを持ってこっちへくる。
小学生「おじさん、今暇かい」
武雄「・・・・・・」
小学生「さっき変なおじさんからこれを渡せって」
武雄「なんで俺がそんな怪しいものをもらわなきゃいけないんだよ」
小学生「とりあえず、俺こんな重たい物、持って帰るの嫌だからおじさんに挙げる」
と小学生はアタッシュケースを置いて去る。
武雄は
武雄「全く、なんなんだよ」
と渋々、アタッシュケースを手に取り、再度ベンチに座り、アタッシュケースを膝の上に置いた。
そして、アタッシュケース開けようとしたところ、鍵がかけられてあった。
どうしても開かない。
ケースの周囲を見回すと、白い封筒が貼り付けられている。
武雄「何だこれ」
武雄は意味深に白い封筒を剥がし、中身を開封する。
{このケースの開け方}
と書いてある。
{このケースには¥10,000,000が入っています、しかしこのケースには鍵がかかっています。
鍵の開け方は、以下に記されている所へ行き鍵を入手しなければ開きません。
場所:上野駅、改札に近いベンチの下
早くしないと盗まれますよ}
武雄、いきなり立ち上がり走り出す。
○4 住宅街
武雄、アタッシュケースを両手に抱え走っている。
武雄「(一千万って、フィリピンに行ったら遊んで暮らせるじゃねぇかよ)」
○5 タイトル
○6 上野駅
武雄、ベンチの裏を覗き込んでは、無い無い、と繰り返している。
いくつかのベンチを見た後手紙の内容を思い出し、ホームの方へ行く。
そして駅のホームにあるベンチの下を覗き込む。
すると、一通の封筒がある。
{見つけたようですね、ここには鍵がありません。}
武雄「馬鹿にしてんのかよ」
{次の場所はサンシャイン60階段を上から五段下の横の手すり}
武雄「そんなところにあるのかよ」
○7 サンシャイン60
武雄「一応金払って一番高いところまでは来たけど、そんなもんあるのかよ」
非常階段の入り口があり、何故か開いている。
五段降りたところの、手すりには紙袋が結ばれており、中に拳銃、覆面マスク、手袋、ガスマスク、防弾チョッキ、
指令の書かれた紙が入っている。
{秋葉原にある、雀雀という雀荘の地下室へ行け}
武雄「雀雀ってこの前」
○8 回想
自宅のテレビで見る雀荘 雀雀にて賭博を行い数人警察に身柄を拘束されていくのを画面で見る。
○9戻り
{あなたは知ってますよね、そこがどういうところなのか。警察が常に出入りしていて、警備が厳重。
これを拒めばお金は無しで何も手に入らなく、今までの貴方の奇怪な行動、もう警察から目をつけら
れてるんですよ、やらなきゃ貴方はリストラされた身、この先どうやって生きていくんですかね}
武雄、怒り心頭して、
武雄「何者なんだこいつらは」
{いまだに雀雀では賭博が地下室で行われており、行っているのは暴力団関係者です。
地下室の真ん中に鍵があります。}
武雄「金がなきゃ苦しいだけか……」
○10 秋葉原
武雄は雀雀を探している。
**数時間後**
雀雀を見つける、入り口付近には80ぐらいの老人がいて
老人「若いものよ、これを渡せと頼まれての、ほれ」
老人は封筒を武雄に渡し、中身には
{左に地下室への入り口があります。こっからは防弾チョッキをしてください}
武雄「・・・・・・」
○11 雀荘 雀雀 店内
中は一見普通の雀荘だが、老人4人しかいない。
受付も老人で、左にはトイレがあった、
武雄「トイレを借りてもいいかな?」
受付「どうぞ」
武雄はトイレに入ると、床に備え付けの用具入れがあり、それをあけると、はしごがある。
降りると中には誰もおらず机のみが置いてあった。
机の下には封筒がありすぐに剥がした。
そのとき、誰かが来る、物音がしてすぐさま封筒をポケットにねじり込んだ。
???「だれじゃそこの中にいるのは」
武雄はすぐさま銃を握り、明かりがつく。
武雄の目の前にいたのは、先ほど上で麻雀をしていた老人たちであった。
老人1「ほほう、地下室に忍び込むとは、いい度胸しておるわい」
と老人4人は銃を握っており、武雄はすぐさま老人に向けて何発も発砲した。
結果、四人にヒットして、武雄は地下室にあるもう一つの出口から出て行った。
覆面を被って。
でた先にはコスプレショップで、鏡を見ると、スーツ姿だったためかサラリーマン金太郎になっていた。
そのまま出て行き、封筒の中身を見た。
{お疲れさん、次はさいごの指令です。そのアタッシュケースを持って、横浜の倉庫街に来てください}
武雄「(次で最後か)」
○12 横浜 倉庫街
武雄は倉庫街を歩っている。
謎の男「おいあんた、そのアタッシュケースの鍵欲しくないか」
武雄「あんたは誰だ」
謎の男「それを聞くとあんたを生かして帰らせるわけには行かないぜ」
男の手下があたりを囲んでいる。
武雄「分かった、だから鍵を渡してくれ」
謎の男「ほらよ」
と別のアタッシュケースを投げる。
武雄「アタッシュケースでアタッシュケースを開けられるわけは無いだろう」
謎の男「中身をみてみな」
武雄、恐る恐るアタッシュケースを開けると、札束がぎっしり。
謎の男「あいただろ?さてそっちのアタッシュケースを渡してもらおうか」
武雄、アタッシュケースを渡す。
そのとき、サイレンの音がする。
スピーカーからの声「警察だ、そこを動くと発砲する」
謎の男「ちくったのか」
武雄「そんなの知らない」
謎の男「とぼけるな」
警察官「何をそこでいがみ合っている、手を挙げろ」
謎の男「くそっ」
武雄「なにがどうなってんだよ」
警察官「貴様らは麻薬密輸、運搬等により禁止薬物所持により、現行犯逮捕する」
武雄「麻薬だって?!」
警察官、武雄と謎の男に手錠をかける、手下達にも手錠をかける。
警察官が、武雄が持ってきたアタッシュケースを開けると、麻薬の袋が隙間無く詰まっている。
武雄、唖然。
そのまま護送車に入れられるが武雄は抵抗している。
武雄「ふざけるな、おれは、麻薬を運んじゃいない、ここを出せ、おれははめられたんだ」
護送車のどあが閉められ、鉄格子から、武雄が必死で
武雄「俺は無実だ、誰かにはめられたんだ、誰かここからだせ」
などと叫んでいる。
護送車は闇の向こうへ消えた。